いない・・・
例年なら今頃は乱舞しているはずだけど、今年はいない。
実は数日前にも訪れていたのだけれど、その日もいなかった。

やっと見つけた数羽のうちの1羽。
特に変わった所もないみたい、例年のサイズだし。

スナビキソウもちゃんと咲いているし・・今年はどうしちゃったのだろう。
狐塚古墳
尾道旅行~その9 浄土寺山の展望台
六角形の展望台に、まだ風景を見ないように、目を伏せて上る。
たぶん毎日登山のおじちゃんが、展望台の上でストレッチをしていた。
せーので風景を見る。・・ああ、絶景だ。360度全開だ。
西に千光寺山、南は尾道水道と向島(むかいじま)、
東側には常石の造船所、内海大橋、松永湾、歌のフェリーも見える。
来て良かった。
ひとしきり展望してから、おやつの甘夏大福を食う。
柔らかい求肥と甘い餡子、ちょっと酸っぱい甘夏が良く合う。
もう1周展望をして、展望台を下りた。
少し下って不動岩へ行く。
巨石の下にお地蔵さんがいた。
お地蔵さんの脇を下って行くが、なんか違う気がして逆戻り。
浄土寺奥の院側の道を下る。こちらが正解。
少し下ると不動岩の上に出た。
こちらも絶景。尾道水道を往き来する渡船が見える。
足元の不動岩は、直角にスパッと切れ落ちている。
一列に並んだ矢穴も残っている。
大阪城築城の際、毛利家が尾道の石を献上したそうだ。
この不動岩も、大阪城の名残石なのだろうか。
岩の上にペタッと座って、風景を堪能する。
岩が暖かくて気持ちいい。
ここで夕焼けを見てみたいのだが、初めて来た場所だ。
帰り道が不安なので、そろそろ下山する。
巨石の間の遊歩道を気持ちよく下る。
舟形に切り出した石があって、その背後にも、舟形に矢穴を穿った岩がある。
何に使う石を切り出していたのだろう?
更に下ると林間の薄暗い道になった。
この道は、やはり夜は怖いな。
不動岩から15分くらいで、地上に下りて来た。(つづく)
尾道旅行~その8 浄土寺山登山
時刻は15時過ぎ。なかなか良いペースで進んでいる。
いよいよ本日のメーンエベント、浄土寺山の展望台に登る。
浄土寺の東側から登るのが一般的なコースだが、オトーサンは西側から登る。
とりあえず尾道図書館へ。
図書館でトイレ休憩と、自販機でミネラルウォーターを購入。
ふと見ると、林芙美子コーナーの看板があったので、ちょっと覗いてみる。
独立した展示室ではなくて、閲覧室の壁面に年表やら写真を展示してあった。
周囲は静かな読書者。どかどかと入って行って恐縮だった。
登山道に取り付くショートカット道があるだろうと、図書館裏の路地に入る。
狭い路地を歩いて行くと、前方から小さな女の子が来た。
オトーサンを見ると、「こんにちわ」と挨拶してくれた。嬉しい。
どんどん登って、もうあと少しの所で行き止まり。
民家の玄関に着いてしまった。仕方なく逆戻る。
ショートカットは諦めて浄土寺まで行き、浄土寺西側の坂道を登る。
映画「ふたり」のロケ地を過ぎて、どんどん登る。
石田ひかりちゃん、可愛かったなあ。
息を切らしながら、どんどん登る。
さっき見学した久保小学校が眼下に見える。
やがて車道は終わり、林間の階段道になった。
急な登り、汗がどんどん出る。
時々ピンクの花が咲いている。ミツバツツジかな。
途中、何ヶ所か分岐があるが、右に右に行く。正解だった。
車道終点から15分くらいで、浄土寺山展望台に着いた。
展望台の周囲は巨石だらけ。(つづく)
井原山(後編)
平日なのに・・・この人たち、仕事しなくて良いのでしょうか。

山頂からの眺望の前に、お腹が空いたので昼メシです。
イオンで買った唐揚くんと、グリーンピースおにぎりで燃料補給。

では、いよいよ眺望タイムです。

東側、ちょっと左が金山(967メートル)、真ん中が背振山(1055メートル)です。

南側、霞んでいますが、佐賀平野と有明海、遠くに普賢岳が見えています。

北側、糸島半島の東半分が見えています。
糸島平野は古墳地帯。ズームするといくつかの古墳が見えます。

福岡市百道(ももち)方面、ミシン針のような福岡タワー、ヤフオクドームも見えます。

博多港拡大、巨大客船が泊まっていますね。
Costa Fortunaというクルーズ船が入港していたようです。
Costa Fortunaの後ろには、ちゃんと「かめりあ」も見えていますよ。

眺望終了。紫外線が強烈です。お肌ダメージが心配です。とっとと下山しましょう。

樹林帯を急激に下ります。6枚プロペラみたいな葉っぱ。

緑色のトンボ。よく見たら銀バエみたい。あまり可愛くない。

花なんか咲いてないけど・・・ここがキツネノカミソリの群生地みたいです。
花期は7月、ヒガンバナ系の花なので、今は何もありません。

苔だらけ。

サイハイランを1株だけ見つけました。形が采配に似ているからサイハイラン。

岩の上に固まっているトカゲを発見。調べてみたらニホントカゲみたい。
縞模様がきれいです。写っていませんが、尻尾はブルーでした。

花の終わったチャルメルソウ(だと思う)が、スポットライトを浴びていました。

無事、登山口駐車場に戻ってきました。
日陰に停めていたつもりが、陽が回って日なたになっていました・・・失敗。
カンカンになった車に乗って帰宅しました。(おしまい)
井原山(前編)
ちょうど水曜日だったので、山登りの前にちょっと寄り道です。
福岡空港RW16エンドで待つこと30分、やって来ました。

フィンエアーのA330です。はるばるヘルシンキから飛んで来ました。
マリメッコ塗装機です。マリモッコリの彼女ではありません。
福岡空港にヨーロッパ直行便が就航するのは、KLMオランダ航空以来かな。

福岡市を横断して、糸島市瑞梅寺、水無登山口から登山スタートです。
ほんとうは4月に来たかったのですが、ひと月も遅れちゃいました。

スタート直後、木橋で渓流を渡ります。水がきれいです。

渓流に沿って緩やかに登って行きます。木陰が涼しくて、せせらぎが心地良いです。

途中、何度か渓流を渡ります。橋はありません。
山靴なら大丈夫ですが、運動靴ならきっと浸水します。

渓流沿いの岩や倒木は苔で覆われていて、その上に草木が生えています。天然の盆栽です。

ひと月遅れなので、あまり花はありませんが、ヒメレンゲだけはたくさん咲いていました。

分岐点に来ました。このまま直登すると急坂なので、西側に迂回します。

尾根上に上がって、自然林の中の道を、野鳥の合唱を聞きながら登ります。

やがてカルスト地帯に入ります。

山頂まであと500メートル。もうヘロヘロですが、もう少し頑張りましょう。

沢音が聞こえなくなって、日なたに出ました。
暑い・・・もう少し。

コースタイム+15分で、井原山(982メートル)山頂に到着です。

さあ、山頂からの眺望を楽しみましょう。(つづく)
尾道旅行~その7 西国寺と林芙美子文学碑
西国寺への近道の看板あり。
看板に従って近道を行く。お墓の中の道。
この西国寺への近道は、なかなか景色の良い道だった。
尾道大橋や、これから向かう浄土寺山が良く見える。
なつかしいバイクが捨てられて?あった。
きれいにしたら高値で売れそうだけど・・・もったいないな。
大山寺からゆっくり10分歩いて、西国寺の山門に着いた。
行基が創建した大伽藍、西国一のお寺だから西国寺なんだそう。
金堂の前を通り、どんどん登って行く。三重塔の前まで登って来た。
三重塔は塀で囲まれていて、至近には近寄れない。
境内には持仏堂をはじめ、多くのお堂がある。
次に来る時は、ゆっくり内部拝観してみようと思った。
108段の石段を下って、仁王門を潜る。
仁王門には大わらじがぶら下がっている。なんでわらじなのか分からない。
カッコイイ仁王さんが睨みを利かせていた。
小さなお好み焼き屋の横を通って、西国寺から見下ろした神社へ行ってみる。
裏口から入場。久保八幡宮、正式名称は亀山八幡宮らしい。
社殿を背に海側を見ると、山陽線の電車が参道を横切って行くのが見えた。
久保八幡宮を出て階段を下ると、正念寺というお寺の境内に出てしまった。
正念寺を抜けて、尾道東高校を目当てに進む。
さっき西国寺から眺めたので、大まかな見当は付いている。
久保小学校の隣、尾道東高校の正門前に着いた。
尾道東高(尾道高等女学校)は、林芙美子が卒業した高校だ。
校内に芙美子の文学碑があるが、黙って入るのはマズいだろう。
ちょうど校門の所に、先生と思しき男性が立っていた。
挨拶をして見学の許可を請うと、どうぞどうぞと快く諾してくれた。
校門から少し入った所に大理石の碑があった。
芙美子の七回忌を記念して、川端康成の揮毫で造られたそうだ。
ついでに隣の久保小学校も少し見学。
昭和8年生まれのコンクリート校舎が素敵だった。(つづく)
北野天満宮
長い長い参道をてくてく歩いて、天満宮へ向かいます。

参道脇所々に石像がありました。
どうもお魚を抱えているように見えます。

土蔵の前にも恵比須様?
どうして天満宮の参道に恵比寿様が並んでいるのでしょう?

北野天満宮に突き当たりました。
案外小じんまりとした入り口です。

太鼓橋を渡り、肥前鳥居を潜って境内へ。

赤い回廊で囲まれています。朱じゃなくて赤です。

拝殿の脇に、金と銀の狛犬ならぬ、狛鷽(うそ)が見えます。

勅命により、京都北野天満宮からの分霊を奉った神社、だそう。
説明板には頼朝や秀吉の名前も見えますね。

赤い楼門越しに振り返り見る参道。
肥前鳥居と天然記念物の大楠(樹齢900年)が見えます。

北野町は酒処、美味しい酒造場もあります。
自分用のおみやげに、日本酒を2本買って帰りました。
尾道旅行~その6 長江通りから御袖天満宮へ

慈観寺というお寺があった。時宗の古刹。

境内に牡丹が多くあって、通称「牡丹寺」と呼ばれているらしい。
そんなに牡丹は咲いていなかった・・

長江通りを北へ。この道は確か出雲へと続く道ではなかろうか。
どこかで旧出雲街道の道標を見た気がする。どこで見たか思い出せない。

時計屋さんの前を通って、適当に左に折れる。

特に目的がある訳でもなく、気の向くままに路地を歩く。

帰ってから気付いたのだけれど、ある映画のロケ地を偶然通っていた。

狭い路地の先に駐車場があって、軽自動車が止まっていた。
ドアミラーを畳まなければ、この路地は通過できないのではなかろうか。

角を曲がると公共?井戸があったり、
お城のような立派な石垣があったり、なかなか楽しい。

長江通りに戻り、長江小学校の前を通って、御袖天満宮を目指す。

長江小学校下の坂道、小林聡美のパンチラシーンを思い出した。
残念ながら大き目の、あまり可愛くないパンツだった。

長江小学校の校庭が見える。
頭の中で「時をかける少女」が鳴りだした。

校庭裏の石段、通学路としては使われていないみたい。

稲荷神社の境内を通り抜けて、御袖天満宮の参道に出てしまった。

55段の石段を登る。

映画の中では2人は無傷だったが、
本当にここを転がり落ちたら、かなりの確率で死んでしまうだろう。

ども、お久しぶりです、と御袖天満宮を参拝。

絵馬掛を見ると、やはり天神様なので、合格祈願が多い。
・・・雅樹くんは尾商に合格できたんだろうか。

敷地続きの大山寺へ。
見晴らしの良い鐘楼がある。

大山寺の瓦のマークが梅だった。
御袖天満宮と大山寺は深い関係にあったようだ。

大山寺を出て西国寺へ向かう。(つづく)
尾道旅行~その5 猫の細道から艮神社

細くて薄暗い急な階段道。
所々に「福石猫」という、ネコの顔を描いた丸石が置いてある。

福猫石が置いてあるから猫の細道なのかな。

古い民家を改装した喫茶店や、バラック(失礼)のような美術館がある。
ネコ好き女子にはたまらんエリアなのだろうか。

猫の細道を抜けると、艮神社から続く坂道に出た。

上空をロープウェーが通っている。

細い坂道を下る。

艮(うしとら)神社を参拝。

境内の巨楠が素晴らしい。樹齢は900年とか。新緑がきれい。
何度も来ているけれど、いつ来てもここはいい。
修学旅行だろうか、高校生くらいの男子が数人お参りしていた。
彼らは「尾道三部作」なんか知らないんだろうなあ。

上空をロープウェーが通過。
神様の上を通るとは畏れ多いけれど、艮神社の神様は大らかである。

艮神社を出ると、ロープウェーの山麓駅があって、その前に喫茶店がある。
この喫茶店も、よく映画に登場する。ワッフルが美味しいらしい。

オトーサンはワッフルをあまり好まないので、入ったことはない。
オッサンが1人で入る店でもないだろうし。(つづく)
尾道旅行~その4 商店街から山手を散策する

ベッチャー祭りのお旅所があった。

商店街を歩いていて思った。
尾道の商店街、相変わらずシャッターを下ろしたままの店もあるけど、
以前よりは元気が出て来たような気がする。

古い銭湯を改修したカフェ、京風の甘味処、洒落たハチミツ屋さん。
若い人がやっている、若い人向けの店が増えている。

元気がある商店街はいい。

今日のおやつ用に、和菓子屋で甘夏大福を1つ購入。

山陽線の踏切を渡って、再び山手に取り付く。

石段を上がると、今度は宝土寺というお寺だった。

同じ敷地内に吉備津彦神社があった。
通称、一宮神社。ベッチャー祭りはこの神社の秋祭り。

宝土寺を出てなんとなく歩いてたら、志賀直哉旧居前に着いた。
志賀直哉旧居は入場料300円。今回は入場しない。

外の縁側に腰かけて、眼下の尾道水道を眺める。
こんな所に住んでいたら、きっと文学作品も書けるでしょう。

朝は寒かったけれど、お昼を過ぎると暖かくなった。
坂道を登ると暑い。上着を脱いでシャツ1枚になった。

千光寺新道に出た。
ここも有名な所だ。観光パンフレットなどで良く見る風景。

この坂道を登ると千光寺に着くのだが、工事中で通行止めだった。
矢印に従って迂回路へ。

茶色いネコが現れて、オトーサンを先導するように歩いて行く。

ついて行くと、帆雨亭(はんうてい)という喫茶店の前で、ネコが消えた。
ネコのキャッチは初めての経験だ。帆雨亭には入らない。

尾道幼稚園の上を進んで少し登ると、三重塔を見下ろすポイントに着いた。
千光寺と並ぶ、尾道の有名撮影ポイントだ。なるほど良い風景。

そよ風が涼しくて気持ちいい。しばし休憩。
今いる所は千光寺の表参道で、
このまま登れば千光寺に着くが、千光寺は明日に取っておく。(つづく)
小正西古墳

住宅地の中の古墳公園です。

2つの横穴式石室を持つ直径30メートルの円墳。
1つの墳丘に2つの石室を持つ古墳は、全国的にも大変珍しいそうです。

全体的にコンクリートで固められ、全周を金網フェンスに覆われています。
ここまでやらなくても良さそうですが、やんちゃな土地柄なので仕方ないのかな・・

1号石室、コンクリートでガチガチです。
照明設備がありますが点灯せず。中は真っ暗で見えませんでした。

約90度ずれた所にある2号石室、こちらもガチガチ、照明点灯せず。
こっちは盗掘を受けておらず、お宝がザクザク出て来たそうです。
尾道旅行~その3 尾道のラーメンを食う
商店街を尾道駅方向へ戻って、土堂小学校前の歩道橋を渡る。
土堂小学校は、映画やドラマに度々登場している小学校だ。
大林監督の出身校で、林芙美子もこの小学校を卒業している。
土堂小学校横の細い路地を進む。ネコがひなたぼっこしている。
人がすれ違うのにも難儀するほどの狭い路地だが、
道端にスーパーカブが停まっていたりする。
木造の日本家屋が多いが、洒落た洋館風の家も少なくない。
どの家も立派な石垣の上に建っている。家を建てるのも大変だろうな。
この辺りは駅から至近、坂道さえ我慢すれば、眺めの良い一等地だ。
こんな所に住んでみたいな。実際に住むと大変なんだろうけど。
ある邸宅を目指して別の路地に進入。
繁茂した蘇鉄に阻まれ、先へは進めなかった。
土堂小学校の横に戻って来た。
石段を登ると尾道城下へ行く道だ。右の道を進む。
尾道駅の観光案内所でマップを貰ったけど、リュックの中にしまってしまった。
適当に歩く。民家の軒下や墓地の横を歩き、光明寺というお寺の境内に出た。
ベンチで休んでいると、1匹のネコがスリスリと近寄って来た。
仕方ないのでナデナデ。
調子に乗って膝の上に乗ってくるネコ。オマエ調子に乗り過ぎだ。
よく見ると病気っぽかった。なんだか痒くなった。
光明寺の参道を下ると、土堂陸橋の上に出た。
山陽線を跨ぐ陸橋で、この陸橋もよく映画やドラマに登場する。
若かりし頃の小林聡美が、自転車でこの坂道を駆け上がった。
小林聡美は今でも可愛らしいと思う。良い歳の取り方をしていると思う。
良い時間になったので、そろそろ昼メシにしよう。
幾つか目星を付けていた店の中から、瀬戸内の海鮮が食える店に行ってみた。
・・・休みだった。今日はどうも食いっぱぐれる日だ。
小さな中華そば屋があった。聞いたことのある名前の店だった。
中華そば屋に入店。狭い店内は地元の人で賑わっていた。
メニューを見ると、ラーメン、そば、うどん、何でもアリの店だった。
名物の天ぷら中華を発注。
小海老の天ぷらが乗った中華そば。背油の乗った所謂尾道ラーメンとは違う食物だ。
スープは和風?の優しい味。海老の風味とプリプリ感が良いアクセント。
・・・美味しかった。店のおばちゃんが優しくて、品のある人だった。(つづく)
尾道旅行~その2 パン屋航路のカレーパン
和気行きの普通電車に乗車。末期色の電車だった。
尾道まで2駅なので、ドア横に立って瀬戸内海を眺める。
海を眺めていたら「放浪記」のあの一文が頭に浮かんだ。
下関辺りでやや雲があったけれど、今は快晴。海が眩しい。
天気予報は2日とも晴れ。気分が揚がる。
9時24分、尾道駅に到着。
駅構内にカッコいい自転車が展示されていた。
尾道は、瀬戸内海横断自転車道の本州側基点た。
とりあえず国道2号線を渡って、尾道水道に面した公園に行ってみる。
水道を行き来する渡船が見える。
久しぶりに来ちゃったな~と、ちょっと感慨に耽っていると、
ググッと腹が鳴った。朝から何も食ってない。三原駅でも食い損なった。
駅前に戻ってみるが、メシの食えそうな店はまだ開いていない。
ミスドがあったけど、尾道に来て全国チェーンのドーナツ屋に入ることもなかろう。
朝メシを求めて彷徨う。
林芙美子像の前を通って、尾道本通りアーケードに行ってみる。
どの店も開店準備中。パン屋が1軒開いていた。
「パン屋航路」という名前の店だった。パン屋航路・・・さすが文学の町だ。
店名に釣られて入店、カレーパンを購入。
店員さんが、焼き立ての米粉パンのような女の子だった。
水道沿いの遊歩道に出て、防波堤に座ってパンを食う。
上空を確認、トンビはいない。
パン屋航路のカレーパン、外はカリカリで内側はモチモチ。
中のカレーがトロトロで大変美味しかった。
お腹が落ち着いたので散策に出発する。(つづく)
尾道旅行~その1 新幹線こだまに乗って
いろいろと溜まっていたので発散、1泊2日で尾道に行ってきた。
もう少し早ければ桜の時季だったけれど、残念ながらちょっと遅かった。
映画の町、尾道。今回の紀行中にも、有名映画のロケ地が多々登場する。
知っている人は「あぁ~」と唸りながら、知らない人は、それなりに見て頂きたい。
まだ薄暗い時間に家を出て、鹿児島線で小倉へ向かう。
小倉から新幹線こだま号で、広島県三原まで一気に(各駅停車だけど)移動。
利用したこだま730号は、通常はエヴァ仕様の車両が充てられているが、
この日はエヴァ車両ではなかった。
綾波レイにはさほど興味はないので、エヴァ車両でなくても落胆することはない。
狭い500系だけど4列シートなので快適。
足元も、落ち着かないほど広い。LCCとは大違いだ。
こだま730号は各駅での停車時間もそんなに長くなく、
小倉から2時間半ほどで三原に着いてしまった。
三原駅で山陽線に乗り換えて尾道へ。
新幹線に新尾道駅というのがあるが、新尾道駅は市街から離れていて、
あまり使い勝手の良い駅ではない。三原か福山で乗り換えるのが賢明だ。
三原駅の在来線ホームに、立ち食いうどんが残っている。
乗り換えのついでに、ここの立ち食いうどんを食ってやろうと思った。
新幹線は三原までの企画きっぷなので、一旦改札を出てスゴカで入り直す。
呉線ホームに上がると、果たして立ち食いうどん屋があった。
出汁の匂いが漂っている。よしよしと扉を開け・・・開かない。
営業は10時からだった。現在時刻は9時前。ダメだ。
駅員さんにスゴカを取り消してもらい、改札を出た。
駅構内に朝メシを食えそうな所はなかった。諦めた。
ちょっと三原城に行ってみる。
と言っても、三原駅は三原城の中にある。既に三原城の中にいるのだ。
駅ビルの中から階段を上がると、直接三原城の天守台に出てしまった。
天守台はちょっとした公園になっていた。真横に新幹線ホームがある。
隆景の時代に新幹線があったら、筑前名島城との行き来に便利だったろうな。
・・・などと下らないことを考えた。(つづく)