秋の京都2泊3日の旅2014~その9 千本鳥居とか
拝殿でお参りを済ませて、有名な千本鳥居へ行く。
スタート地点の鳥居はやや大型。質感がプラスチックっぽい。石の鳥居もあった。
しばらく進むと小型鳥居になって、左右2つのコースに分かれる。
特に一方通行でもないようだ。なんとなく左コースを行く。
ここでどちらのコースを選ぶが、性別、国籍など、統計を取ったら面白いかも知れない。
ゆるやかな登り坂。登山電車になった気分。
千本鳥居コースは案外すぐに終了。奥の院に到着。
稲荷山の全部が伏見稲荷の神域で、奥の院は稲荷山の遥拝所であるらしい。
こちらにはキツネ型の絵馬が奉納されていた。
おもかる石。願を掛けて石を持ち上げる。
思っていたより軽ければ願いが叶い、重ければ叶わない。らしい。
ここから先も参道は続いているが、オトーサンはここで引き返す。
向かって左コースを選択。両方のコースを制覇した。
帰りは裏参道を経由。裏参道にはみやげ物屋が多数あり。
みやげ物屋では鳥居のミニチュアが売られている。
立小便防止用鳥居に流用できそう(本来の使用目的が不明だが・・・)だが、
そこそこの値段がする。多数設置するのは大変だな。
「いなりや」という煎餅屋に入る。ここの煎餅を食べてみたかった。
店の奥で店主さんが煎餅を手焼きしている。餅ではなく小麦粉の煎餅だ。
おみやげ用にフォーチュン煎餅を1袋、その場で食う用に焼き立てのきつね煎餅を1つ購入。
焼き立てアツアツのきつね煎餅は、まだモチモチで柔らかくて、香ばしくて美味しかった。(つづく)
秋の京都2泊3日の旅2014~その8 伏見稲荷大社
京阪丹波橋駅から準急に乗車、深草という駅で降りた。
伏見稲荷大社へ行く。
もう1つ先にズバリ「伏見稲荷」という駅もあったが、地図で見たらこちらの方が近そうだった。
深草駅を出て疎水を渡り5分歩くと、伏見稲荷の一の鳥居前に着いた。
真新しい参道は近年に整備されたものだろうか。
「外国人に人気の観光スポット第一位」と染められた幟が、参道の両側に立てられている。
竿と台座が安っぽい。アジア系外国人観光客多し。
二の鳥居を潜ると朱の楼門。この楼門は秀吉が寄進したものとか。
楼門の両脇には狛きつね。1匹は鍵、もう1匹は玉を咥えている。
鍵と玉が何を意味しているのか、ちょっと良く分らない。
伏見稲荷大社は、秦伊呂具(はたのいろぐ)という秦さんが、和銅4年(711年)に創建。
秦伊呂具は、松尾大社を奉った秦さん、秦忌寸都理(はたのいみきとり)の弟らしい。
太秦の秦さんとは同族、ということだろうか。祭神は宇迦之御魂神(うかのみたま)。
ある日、秦伊呂具が餅を的に矢を射って遊んでいたら、餅が白鳥に変身して飛んで行った。
白鳥が飛んで行った先で、稲がたわわに実ったので、そこに社を建てた。
餅を的に矢を射るって・・・どこかで聞いたような話だ。
白鳥はウンコをするので、それが肥料になって、白鳥のいる田圃はよく実るのである。
伏見稲荷の座す伊奈利山は、白鳥がよくウンコをした場所なのである。
絵馬掛けに鳥居型絵馬?がたくさん奉納されていた。
願い事は・・・やはり万国共通みたいだった。良かった。(つづく)
おにようず

山口県萩市の沖45キロに浮かぶ見島と、本土とを結ぶ高速連絡船。
船名は見島の伝統的な大凧、鬼揚子に因む。
高い乾舷が本気な船であることを物語っている。
冬の日本海は荒れるのだろう。
機会があれば一度乗ってみたい・・・酔いそうだけど。
秋の京都2泊3日の旅2014~その7 御香宮神社とか
御香宮神社を見学する。
御香宮神社の表門は、伏見城の大手門を移築したものだとか。
幼稚園から続く白壁の塀は、伏見城をイメージしたものだったのかな。
表門から拝殿まで、かなり距離がある。右手に天満宮。
紀州徳川家寄進の割拝殿。破風には東照宮っぽい装飾が施されている。
三つ葉の葵紋付き。本殿は家康が建てたもの。
御香宮神社は、豊臣時代、伏見城内に移転させられていたが、
家康によって元あった場所に戻されたようだ。
御香宮神社の祭神は神宮皇后。福岡の香椎宮から勧請されたお宮であるらしい。
境内に御香水という井戸がある。この水を飲むと、たちまち病気が治るそうだ。名水百選。
摂社に豊国社と東照宮。
御香宮神社の北口を出て西へ。
再び近鉄線と京阪線を越える。伏見の町をジグザグに歩いている。
伏見区役所を右に折れ、あるお寺を目指して歩く。
金札宮という神社の向いに大黒寺はあった。
大黒寺の別名は薩摩寺。薩摩藩の祈願所。近くに薩摩藩邸がある。
境内の至る所に薩摩十字紋。
この寺に来たのは、宝暦治水事件で殉じた平田靱負(ひらたゆきえ)の墓に参るためである。
本堂の裏手に平田靱負翁の墓があった。
鹿児島に帰ったのは遺髪だけで、亡骸はここに葬られたそうだ。合掌。
他に寺田屋殉難九烈士の墓。
伏見中学校の前を通って疎水を渡る。
酒造会社の前に薩摩藩邸跡の石碑があった。
寺田屋事件で真っ裸のお龍が駆け込んだ所。寺田屋跡からは、かなりの距離がある。
説明板によると、江戸に上る途中の篤姫もここに泊まったとか。
江戸時代、大名の上洛は禁止されていたため、西国からの参勤交代は京都を通らず、
伏見を通っていたそうだ。知らなかった。勉強になる。
薩摩藩邸跡を後にして、京阪丹波橋駅まで歩く。(つづく)
秋の京都2泊3日の旅2014~その6 寺田屋とか

角を曲がると月桂冠の旧本店があった。
今は観光協会が入っているようだ。地面を嵩上げしているのは洪水対策。
月桂冠旧本店からほんの数分で寺田屋の前に着いた。観光客多数。

今ここにある寺田屋は、当時の寺田屋ではないそうだ。
金を取ってニセモノの弾痕なんかを見せているらしい。
寺田屋の東隣に小さな公園があって、ここが本物の寺田屋の跡だ。

本物寺田屋跡には石碑や龍馬の小型銅像などがある。
観光バスの団体じいちゃん達他、観光客多数見学中だった。
竜馬通り。

龍馬グッズを売るみやげ物屋など。
龍馬煎餅や龍馬饅頭が売っているのだろうか。特に興味もないので素通り。

黄桜カッパカンパニーという、黄桜の直営レストランがあった。
試飲出来そうな情報がなかったので立ち寄らない。(どうも試飲出来たようだ。失敗)

大きなアーケード街を東へ。
まだ午前中なのに人通りが多い。この人達はどこから湧いて来たのだろう。
京阪線を渡って近鉄線を潜る。

道はやや登り坂になって、大きな明神鳥居が見えてきた。
御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)の一の鳥居だ。

鳥居の前に、お城のような白壁の塀に囲まれた、昔の木造校舎のような建物があった。
門柱にリースが飾られていて、通用口には十字架がある。キリスト系幼稚園のようだ。
幼稚園の隣は御香宮神社。
御香宮神社の塀の前に「黒田節誕生の地」の案内看板が立っている。

母里太兵衛が福島正則から奪い取った「日本号」は、今は福岡市博物館に展示されている。
(つづく)
元西鉄電車

ひろでん(広島電鉄)でがんばる元西鉄、福岡市内線の路面電車。(ちょっと古い写真ですが)
3連化、クーラーと2丁パンタ、方向幕とおでこライトで福岡時代とずいぶん印象が違ってます。
北九州市の筑豊電鉄にも仲間がいますね。
子供の頃、この電車の連接部分に乗るのが好きでした。
秋の京都2泊3日の旅2014~その5 宇治から伏見へ
宇治川はけっこうな急流だ。ここで鵜飼なんて出来るのだろうか。
宇治川の右岸にある、宇治神社を見学。
菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)を奉っている。
菟道稚郎子命とは応神天皇の子、兄の仁徳天皇と皇位を譲り合って、最後には自殺。
仁徳天皇は仕方なく?皇位に就いた。
宇治神社の少し上に、宇治上神社があった。
宇治神社の上にあるから、宇治上神社。そのまんま。
菟道稚郎子命、応神天皇、仁徳天皇の3神を奉っている。
本殿は現存する日本最古の神社建築だとか。
残念ながら本殿は工事中。拝殿が仮本殿になっていた。拝殿は珍しい寝殿造り。
源氏物語ミュージアムの横を素通りして、京阪宇治駅に戻る。
再び宇治線の電車に乗って中書島まで戻った。
中書島駅を出て伏見を散策。商店街の中を歩いて長建寺へ。
運河(宇治川派流:うじがわはりゅう)に面して長建寺の竜宮門があった。
カッコいい竜宮門を潜る。京都で唯一弁財天を奉る寺だそう。境内の紅葉がきれい。
手水に伏見の湧水が使われていた。贅沢な手水だ。
ここのお守りが欲しかったけど、今回は手に入らなかった。寺務所には誰もいなかった。
運河を渡って月桂冠大倉記念館へ行く。
観光バスの団体じいちゃん達に混じって大倉記念館へ入館。
入館料は300円。おみやげに1合の純米酒が付くので、まあ実質無料だろう。
山田奈緒子さん、じゃなかった仲間由紀恵さんがお出迎え。
館内はじいちゃん達で混雑している。
じいちゃん達は観光バスの中で既に出来上がってるようで、どうも騒がしい。
中庭に避難する。
中庭には井戸が湧いていて、お猪口が置いてある。
お猪口ですくって飲んでみる。柔らかい水だと感じた。この水が酒造りに適しているのだろう。
展示室には樽や桶なんかが展示されていたが、樽や桶にはあんまり興味は無い。
スルっと見学して、とっとと試飲コーナーへ。
3種類の酒を試飲。最初に試飲した吟醸酒が好きだった。
しかし、小さなプラ製お猪口に極少量しか注いでくれない。もっと注いで欲しかった。
白鶴はもっといっぱい注いでくれたぞ!
月桂冠大倉記念館を後にした。(つづく)
秋の京都2泊3日の旅2014~その4 宇治平等院
拝観料600円を払って平等院へ入場。
平等院に来るのは中学校の修学旅行以来、ウン十年ぶりだ。
10円玉でお馴染みの鳳凰堂は、今年の10月に修理が終ったばかり。
柱の朱が鮮やかで、修学旅行の時の印象とはずいぶん異なる。
天気は快晴で朱色が青空に映える。屋根の上の鳳凰も金色ピカピカ。美しい。ため息が出る。
鳳凰堂の内部見学(別料金)は9時半からなので、まだ見学者はいない。
見学者が写り込まない写真が撮れる。朝イチに来て正解だった。
ゆっくり池を回って鳳凰堂の裏側へ。鐘楼と2つの塔頭を見学。
最勝院という塔頭の境内に源頼政(みなもとのよりまさ)の墓があった。
源頼政、以仁王と図り平家打倒の挙兵をするも失敗。平等院で自刃。
頼政の挙兵は失敗したが、これが契機になり伊豆の頼朝が挙兵、平家滅亡に繋がる。合掌。
平等院南門を出て縣神社(あがたじんじゃ)へ行ってみる。
お茶屋さんの隣に縣神社があった。木花開耶姫命を奉っている神社。
境内に大きな銀杏の木。
縣神社は、明治維新まで平等院の鎮守社であったそうだ。
喜撰橋を渡って宇治川の中洲、塔の島へ。
屋根の付いた木造和船がいっぱい舫ってある。ここで鵜飼をやるようだ。
十三重石塔。高さ15メートルほど、日本一の石塔。
宇治橋が何度も流れるのは、魚霊の祟りと考えたお坊さんが供養のため建立。
その後も宇治橋は流れたそうだから、効果はなかったみたい。
朝霧橋を渡って対岸へ上陸。(つづく)
秋の京都2泊3日の旅2014~その3 体調復活!
4時頃に目が覚めた。体調はなんとか持ち直したようだ。悪寒もない。
きっと、近大マグロラーメンが効いたのだろう。
テレビで天気予報を再確認。やはり明日は雨だ。
体調が回復したので、雨なら雨なりに楽しもう!という気持ちになってきた。よしよしイイぞ。
無料サービスコーヒーを2杯飲んで、外が明るくなってきたので出発。
ハルカスを背に歩いて、動物園前駅から地下鉄御堂筋線に乗車。
淀屋橋駅の地下街で、通勤途中のサラリーマンに混じって朝マクド。
7時20分発の出町柳行き京阪特急に乗車。
7時20分発の特急はロングシートの通勤車だった。残念。
始発駅なので難なく座れたけれど、天満橋駅で満員に。
背後の窓シェードは下げられてしまい、オトーサンの前にはおじさんが立ちはだかった。
おじさんの股間を眺めること40分、中書島に到着。
中書島駅で宇治線の普通電車に乗り換え。女子高生多し。
六地蔵、木幡、黄檗・・・魅力的な名前の駅に停車しながら15分ほど、終点の宇治駅に到着。
京阪の宇治駅は、コンクリート打ちっぱなしアーチで構成された、変わったデザインの駅だった。
コンコースの真上をJR奈良線が横切っている。
外観もなんとなく平等院。
駅前広場が宇治橋の袂で、宇治橋で宇治川を渡る。
宇治橋の途中に出っ張りがあって、秀吉が茶の湯の水を汲ませた出っ張りだそうだが、気付かずにスルーしている。
宇治橋を渡り終えて、縣神社の鳥居を見て左折、平等院の参道へ入る。
参道には有名なお茶屋や、団子屋が並んでいるが、朝早いのでまだ開いていなかった。
参道をゆっくり歩いて、拝観開始時刻の8時半ぴったりに、平等院の入り口に着いた。(つづく)
五所神社
秋の京都2泊3日の旅2014~その2 予定はすべてキャンセル
JA801Pは淡路島を縦断、明石海峡大橋が見えて来た。
夏に行った鉢伏山の展望台が見える。神戸の街を展望フライト。
和田岬、神戸空港、六甲アイランドには阪九フェリーが停泊しているのが見えた。
大阪湾岸をぐるっと飛んで関西空港RW24Rに着陸。
結局、1時間45分遅れで第2ターミナルに到着。
飛行機は遅れるし、体調は悪いし、天気予報も芳しくない。テンションガタ落ち。
今日の予定は全てキャンセル。
岸和田城も見ない、串カツも食わないで、西成のホテルに直行することにした。
連絡バスでエアロプラザへ。関西空港駅から南海電車に乗車。
泉大津までの記憶はあるが、そこから先が飛んでいる。天下茶屋で意識が戻った。
新今宮で下車、ホテルまで歩く。
所謂あいりん地区に隣接する、ちょっと危ないエリアだけれど、特に差し迫った危険は感じない。
女子高生なんかも普通に歩いている。カメラは出さない。
50円自販機でお茶を買って、弁当屋で300円の弁当を買う。
体調復活のために消毒が必要だ。コンビニに寄って缶ビールも買う。
ついでに近大マグロラーメンまで買ってしまった。
ホテルにチェックイン。2階の部屋へ案内された。外はまだ明るい。
少し休んでから夕メシ。1階に降りて近大マグロラーメンにお湯を注ぐ。
ビールを飲みながら弁当を食う。近大マグロラーメンまで食って腹一杯。
風邪薬を飲んで寝っ転がる。
テレビで天気予報を確認。明日はなんとか持ちそうだが、明後日は多分雨だろう。
明後日はレンタサイクルで京都巡りの予定だった。気分が下がる。
明後日のことは明後日考えようと、自分に言い聞かせる。
ビールと風邪薬が効いて、多分8時頃には眠ってしまった。(つづく)
有名撮影ポイント

福岡空港RW34エンドの有名撮影ポイント。
こんな感じで飛行機が真正面、かなり近くまで来ます。
時々、パイロットさんが手を振ってくれたりします。
暖かい日にぼーっと過ごすには良い所です。
秋の京都2泊3日の旅2014~その1 ボロボロなスタート
気の早い寒波がやって来て、家を出る時はみぞれが降っていた。
まあ、いろいろあって出発が遅れ、仕方なく特急に乗って福岡空港へ。
今日は展望デッキに行く時間はない。そのまま第1ターミナルへ直行、チェックイン。
今回は往復ピーチを利用。
保安検査を無難に通過して、搭乗待合室で154便の搭乗開始を待つ。
実は昨日から体調が悪く悪寒がする・・・どうも風邪っぽい。
家を出るとき、風邪薬を飲んで来た。風邪薬効果で眠くて仕方ない。
使用機材到着遅れのため、オトーサンの乗る154便の出発が40分遅れるとアナウンス・・・。
折り返し154便となる、関空からの153便が遅れているようだ。
特急料金まで払って急いで来たのに・・・。
遅れは増長して60分に。
後日、フライトレーダーで確認したら、153便は福岡空港へ着陸時、ゴーアラウンドしていた。
1時間以上遅れて搭乗開始。機体のレジはJA801P、ピーチ初号機だった。
就航から2年以上経過して、中も外もだいぶ汚れてきた感がある。
シートは25A、窓のピッチはオッケー、隣席はお姉さん、ほぼ満員、離陸準備完了!
1時間30分遅れでプッシュバック開始。予定が大幅に狂ったけど、LCCは何の補償もない。
それなりの料金で乗っている客には、お茶代くらい配ってもいいんじゃないかと思った。
スポットを離れたJA801Pは、お尻を北に振った。
北風が強く、RW34からの離陸のようで、長いタキシングで増々遅れそうだ。
RW34エンドの有名撮影スポットには、寒風の中、見学者がいた。
飛行機の中からは、こんな風に見えるのね。
離陸、福岡の街並みを見ながら上昇、右に旋回して雲の中へ。
四国上空に差し掛かると、雲の間から、ちらほら地上が見えてきた。どうも北寄りを飛んでいる。
関空はRW24に降りるのだろう。それでなくても遅れているのに、離陸も着陸も遠回りコースだ。
香川県上空に入ると、雲間から、山の上に天守閣のような建物が見えた。
こんな所に城があったかなぁ。
調べてみたら、城を模した、公園の展望台だった。紛らわしいモノを作らんでくれ。
154便は関空に向けて飛行を続ける。(つづく)