アサギマダラ

オトーサンの技術では、飛んでいるところは、ほぼ写らない。

とまっているときなら、これくらいなら写る。

枯葉を吸っているヤツがいた。近づいても逃げない。夢中で吸っている。

素手で簡単に捕まえられる。蜜が醗酵して酒になっていたのかな。
酒は飲んでも、飲まれるな。
お互いに、ほどほどにしましょう。もちろん、この後、放しましたよ。
Kちゃんと、ちょっと大阪~その5 新世界で串カツを食う

阪神高速を挟んだ向かい側にモスバーガーが見えた。モスで時間調整も兼ねて休憩。2階の窓際の席から道路を眺める。走っている車は高級車ばかり。九州の片田舎とは大分違うな。
Kちゃんはタブレットでお仕事中。オトーサンはトイレタイム。40分ほど休憩してモスを出た。

地下鉄で移動。堺筋本町で乗り換え恵美須町で降りた。新世界稲荷神社の前を通って通天閣の真下へ。通天閣の真下は道路が貫通している。

通天閣の前に「元祖串かつだるま」があって、店の前には行列が出来ている。「だるま」だったら道頓堀周辺にもたくさんあったのだが、Kちゃんが言うには、新世界で食うのが正しいそうだ。

列の最後尾に並ぶ。店頭で怖い顔の人形が「二度付け禁止やでぇ~」と注意喚起している。
20分くらい待っただろうか、カウンター席に案内された。ちょっと急かされて、とりあえず生ビール。

串は基本105円で安いが、飲み物はちょっと高め。数種類の串かつを注文。
程なく数種類の串カツが提供された。ソースに浸して食べる。サクサクの熱々で旨い。店の前で並んでいる人達の視線を、ガラス越しに感じながら食う串かつは、また格別だ。

酎ハイを追加。ここで長居をするのは野暮だろう。10本くらいで店を出る。(つづく)
Kちゃんと、ちょっと大阪~その4 大阪城で腹ごなし
扇町の地下鉄駅を目指してアーケードを南下。
環状線の天満駅前にキャベツ焼きの店を見つけてしまった。小さなお好み焼き、一銭洋食みたいな食べ物だ。店先の路上に鉄板を置いて、その上で焼きながら売っている。
もう腹一杯だが食ってみたい。1つを2人で半分ずつ食べる。小さなお好み焼きを三日月形に半分に折った感じ。中から3/4熟の卵が出てくる。見た目よりあっさりしていて、満腹だけどペロっと食える。これで1枚130円なら安い。
関西テレビの前を通って扇町駅に着いた。 オトーサンの目の前で自転車のおばちゃんが転倒。 救出しようとして、スタンドで左足の脛をしこたま打った。
長堀橋で鶴見緑地線に乗り換え、宮ノ森で下車。新しい鶴見緑地線は地下深くを走っていて、階段の昇降に難儀した。
地上に出ると大阪城公園の入口。土曜日の午後、公園内は親子連れやカップルで一杯。天気は快晴、気温は5月中旬並み。暑い。子供達は噴水の中に入って遊んでいる。
外堀を土橋で渡り玉造門から入城。空堀の内堀を渡って桜門から本丸に入る。桜門を入ると正面に巨大な蛸石。暑いのと酔っ払ってるので喉が渇く。売店の自販機で水分補給。
今日は人が多そうだし、天守には上がらないことにする。また次の機会があるだろう。
刻印石広場、秀頼淀殿自刃の地などを見学。南側の内堀は水のない空堀だったが、北側は水を湛えている。極楽橋で渡る。
内堀と外堀の間にはちょっとした広場があって、自転車ポロをやっていたり、 コスプレで踊っている女子(どうも男っぽかったのだが・・・)など、各々自由にやっていた。
城の東側を半周して玉造門へ戻る。途中に梅園があって、見物客が大勢いる。 ちょっとだけ入ってみた。人が多いのと埃っぽいのですぐに退場。 梅の花もピークを過ぎて、くたびれ気味なのが多かった。
てくてく歩いて森ノ宮駅まで戻った。(つづく)
Kちゃんと、ちょっと大阪~その3 天神橋筋で酔っ払う
天神橋筋商店街は全長2.6キロ。日本一長い商店街である。天神橋筋と云うくらいだから天満宮の参道だ。淀川の河畔から大阪天満宮まで続いているらしい。

真っ直ぐ歩くのが大変なくらい人が多い。人並みを掻き分けながら少し歩いて 「天満酒蔵」という居酒屋へ着いた。「酒場放浪記」という番組で紹介された店。Kちゃんのお勧め。
天満酒蔵(てんまさかぐら)の暖簾を潜る。店内は細長い鰻の寝床スタイル。長いカウンターの背中に2人掛けのテーブル席が少々。先客多数。もう出来上がっている人達もいる。まだ昼の12時だ。

ちょっと急かされて、とりあえず瓶ビールを注文。大瓶が350円と良心的だ。くじら刺し、くじらベーコン、焼き椎茸を注文する。
刺身とベーコンはすぐに運ばれて来た。くじら刺しは肉厚なヤツが4切れも載って450円。少々たこ焼きを食っているが、まだまだ空腹状態。空きっ腹にビールが効く。

ベーコンの脂味がじゅわ~と口の中に広がる。ドテ焼きを追加注文。串に刺さったホルモンが3本。ちょっと臭みがあるが、甘くて旨い。

だんだん気持ちよくなってきた。昼間っからの罪悪感など、何処かへ行ってしまった。レモン酎ハイを追加注文する。野菜天ぷら盛り合わせも注文。天つゆが極薄タイプだ。

これ以上出来上がってしまうと、今後の行程がヤバい。まだまだ居たかったけれど、そろそろお開きにする。1人当たり1500円強で済んだ。 女将さんに近所のうどん屋を紹介してもらって、天満酒蔵を後にした。
アーケードを少し南下すると、教えてもらったうどん屋があった。店頭のショーケースの中には、パックに入ったお稲荷さん、 お持ち帰り用うどんセットなどが並んでいる。 懐かしい蝋サンプルを見てから入店。

肉うどん350円。えび天が2本乗った上天うどんが370円と、こちらも良心的な値段。びっくりうどん310円也を注文。
びっくりするようなトッピングなのかと思っていたが、運ばれて来たうどんは、ネギとタヌキとトロロが乗っかった普通な感じ。ネギの下に半切りのゆで卵が隠れていたが、びっくりするほどでもない。

Kちゃんと、ちょっと大阪~その2 道頓堀でたこ焼き2軒
駅前から戎橋筋商店街のアーケードに突入。
今日の予定はKちゃんにお任せしている。付いて行くだけなので楽チン。

アーケードの中に551蓬莱の本店があった。
オトーサン1人ならまず立ち寄っているが、Kちゃんは見向きもせずに素通り。
カッコイイ。大人だ。

千日前通りを渡り、法善寺横町の1本南の通りを東へ。
「赤鬼」はまだ準備中だった。先に道頓堀通りの「大たこ」へ行く。
有名なたこ焼き屋だが、大阪の人はここのたこ焼きは食べないそうだ。
Kちゃんとオトーサンは観光客なので食う。6個入り360円也を買って3個ずつ食べた。

赤鬼へ戻って6個入り380円也を購入。道端で3個ずつ食べた。
こちらは醤油味で、トッピングもかつお節だけのシンプルタイプ。
口に近づけるとぷ~んと醤油の香り。美味しかった。

法善寺水掛不動へ行ってみる。不動明王が苔に覆われて全身緑。
法善寺の北側の2本の小路を法善寺横町と呼ぶらしい。オトーサンは初めて来た。

水掛不動の前に「夫婦善哉」というぜんざい屋がある。
1人前を2つの椀で出したところ、恋愛成就的、夫婦円満的に縁起がいいと大ヒット。
小説や映画の題材となった。

ミヤコ蝶々の「夫婦善哉」はなんとなく覚えている。
京唄子と鳳啓助のヤツは、内容は似ていたけど、「おもろい夫婦」という全く別の番組だった。
エンディングに流れる、リヤカーの荷台で赤ちゃんに乳をやるシーンを思い出す。

道頓堀通りをぶらぶらする。
大阪らしい派手な看板が多い。カニの動くヤツはあっちこっちにある。
たこ焼き、串かつ、ラーメン屋が多い。
ラーメンはトンコツ系。九州のラーメン屋もかなり進出している。

この辺をうろついているのはどうも観光客で、地元民ではないようだ。
グリコネオンを見ながら戎橋を渡り、宗右衛門通りを東へ行く。

宗右衛門通りは歓楽街。多くの店はまだ開店前だ。
再び道頓堀川を日本橋で渡り、日本橋駅から地下鉄に乗り込む。(つづく)
Kちゃんと、ちょっと大阪~その1 安全運航に貢献する
オトーサンがモタモタしちゃったせいで、直前になって手配。
安い切符が手に入らず、かなり高い航空券を買う羽目になってしまった。
まだ暗いうちに家を出て福岡空港へ。
もう3月半ば。空港に着く頃には、空は明るくなっていた。
往路はジェットスターを利用。第1ターミナルへ。

自動チェックイン機に予約番号を打ち込むが、何故か弾かれてしまった。
カウンターに行くと、受付のお姉さんから非常口座席に座るようお願いされた。
非常口座席に座らせるために弾かれたのかだろうか。
そろとも、たまたまカウンターに行ったら目をつけられたのかは、分らない。
非常な事態には多分ならないだろうし、非常口座席は足元も広い。
きれいなお姉さんにお願いされた訳だし、断る理由はない。快く承諾する。
座席番号12Fの搭乗券を受け取って第2ターミナルへ逆戻り。展望デッキに上る。

ANAの羽田行き747は2機ともノーマル塗装機だった。
天気は良いのだけれど、空が白く霞んでいる。中国からの汚染物質の影響だろうか。
タイ航空エアバスA330の着陸を見てから再び第1ターミナルへ。
保安検査を受けて、搭乗待合室で缶コーヒーを飲みながら待っていると、
やあやあとKちゃんがやって来た。
Kちゃんと飛行機に乗るのは随分と久しぶりである。
大学の卒業旅行の時以来だから、もう20年以上前のことである。
その時もここ福岡空港の第1ターミナル(当時は国際線ターミナルだった?)から出発している。

そんな話をしていると、あっと言う間に搭乗開始時刻になった。
Kちゃんとは別々の席なので、別れて搭乗。
席に着くと、非常口の操作方法マニュアルが渡された。
非常な事態に遭遇した場合、非常口に殺到する乗客を阻止するのが、主な仕事のように思えた。
RW16を8時40分、定刻に離陸。視界が利かない。霞んだ九重連山を見ながら東へ。
四国上空では薄っすらと冠雪した山脈が見えた。多分剣山に連なる山々だろう。

関西空港RW06Rに定刻より少し早く着陸。24番にスポットイン。大変スムーズだ。
非常口座席に座るという重責を全うしたオトーサンに対し、
ジェットスターから特に労いの言葉もなかった。
到着口でKちゃんと合流。関西空港駅から南海電車に乗って難波へ。
今回は「大阪出張きっぷ」という南海の企画きっぷを利用する。
難波までの特急乗車券と、大阪市営地下鉄の1日乗車券がセットで1500円。
計算してみると490円もお得。

10時5分発の特急ラピートβに乗車。
前回乗った時はガラガラだったラピートも、今日はいっぱい乗っている。
難波駅に到着。(つづく)

今日の昼ごはん
お値段の割りにけっこう美味い。蕎麦はシコシコ。つゆも九州にしては辛口でスッキリ。
替え玉を追加オーダー。結局3玉食ってしまった。食い過ぎた。腹いっぱい。

エアアジアで行った名古屋の旅~その25 評価はイマイチ・・
まるは食堂の大きなガラス窓の外は展望デッキ。
夕飯を食べ終えてスカイデッキに出てみる。
全長300メートルのウッドデッキ。
時間はピッタリだったが雲が厚くなって夕日が見えない。
昨日も今日も快晴だったのに・・・。
スカイデッキからはスポットインしている飛行機はほぼ全部見渡せる。
全周ワイヤーフェンスでレンズも突っ込み放題。
歴代1位の展望デッキだ。
スカイデッキを1周する。海からの風が強く、Tシャツ1枚では寒いくらいだ。
北側のスポットにはANAとトランスオーシャン、アイベックスの機体。
南側にはデルタとエディハド航空の機体が駐機している。
南側沖留めスポットにツチノコのような飛行機が留まっている。
ボーイングのドリームリフターという貨物機で、
ボーイング787の部品を運ぶためジャンボを改造して作られたヤツだ。
頭と尻尾はジャンボのままだが、胴体中央部分がもっこりと膨らんでいる。
何かと話題のボーイング787、
カーボン製の主翼は名古屋の三菱重工で作られて(焼かれて)いる。
名古屋からボーイング・エバレット工場に主翼を運ぶのが、このドリームリフターだ。
3階に下りてみやげ物売場を巡回する。
前回関空で買い損ねた赤福を含め、合計4個のおみやげを購入、リュックに押し込む。
小さなリュックはパンパンだ。
19時を回ったので搭乗待合室に入ることにする。
搭乗券の発券は済んでいるので、そのまま保安検査場に突入。
検査場の入り口に赤いジャンパーを着たエアアジアの職員が立っていて、
搭乗券のチェックをしている。
チェックがない搭乗券では保安検査が受けられない。
ペラペラ搭乗券を差し出すと、搭乗者一覧表みたいなヤツと照らし合わせている。
ずいぶんとアナログなシステムだ。
チェックが終ると搭乗券に押印。
こちらもアナログ。
福岡行き8627便の搭乗ゲートは2番。北の果てにあるゲートで、
保安検査場からの所要時間の目安が10分。
LCCはどの空港でも端っこのゲートを充てられることが多い。
注意が必要である。
2番ゲート前に到着。既に乗客の皆さんが集合している。
搭乗待合室 (広い廊下)は関空第1ターミナルのそれと同様、照明が落としてあって暗い印象。
他のゲートには人っ子一人いない。静かで寂しい。
搭乗開始。 帰りは定時に飛べるようだ。 ボーディングブリッジを渡り機内へ。
短髪の一見フィリピンっぽいCAさん。往きと同じ人だ。
客室内は空席が目立つ。搭乗率は6割くらい。
定刻より少し早くプッシュバック開始。
お尻を南に振って誘導路に入る。
RW18からの離陸。タキシング少な目で滑走路に入る。
インターセクションテイクオフ。滑走路端まで行く時間と燃料が節約できる。
小型機の近距離便だし、規則上は何ら問題はないのだろうけれど、
チキンなオトーサンは、滑走路は目一杯使って欲しいと思う。
離陸後すぐに右にターン。 復路の席は9F。進行方向右側の席。
離陸したばかりのセントレアが見える。上空から見る夜の空港は宝石箱のようだ。
鈴鹿山地を越えて琵琶湖上空を飛行すると思われる。
窓アクリルに顔を押し付けて下界を見るが、どこをどう飛んでいるのか全く分らん。
福岡空港RW16に着陸。
定刻より10分早く、 たぶん12番か13番にスポットイン。
ターミナルを出て地下鉄駅まで歩く。
博多駅で快速に乗り換え22時に帰宅。初めての名古屋は面白かった。
また行きたい。
次回は伊勢神宮を参って鳥羽からフェリーで伊勢湾を横断、
渥美半島、知多半島を回る伊勢湾一周ツアーなどと妄想を膨らませている。
タッパーに入れて大切に持ち帰った「歴代1位」 のみたらし団子は、
残念ながらあまり評価はされなかった。(おわり)
エアアジアで行った名古屋の旅~その24 海老フリャ~で〆る
田縣神社の隣にナフコというスーパーマーケットがある。田縣神社のおみやげを売っているらしい。ついでなので覗いて行く。
特に変哲もない普通の中型スーパー。お好み焼きとか、ソフトクリームなんかを売っているイートインスペースの片隅に、アレがあった。
アレ型の飴、アレ型のカステラ焼き、アレ型の焼印を押した煎餅。仕方がないので、アレ型とソレ型がセットになったペロペロ飴を購入。リュックに押し込む。
木曽街道を渡り、裏路地を歩いて駅まで戻る。駅の自販機で水分補給。今日の名古屋地方の最高気温は28度を超えてるらしい。この気温の中を歩き回っているのだから喉が渇くはずだ。
ステンレス電車に乗って犬山へ戻る。田縣神社前駅の隣、楽田駅から徒歩15分くらいの所に大縣神社(おおあがたじんじゃ)がある。田縣神社と対をなす神社で、こちらにはソレがあるらしい。今回は時間の関係で訪問しない。
犬山には中心から離れた所にも見所が多くある。桃太郎神社もそうだし、大縣神社もそうだ。徒歩で観光するにはちょっと遠い。どうしてレンタサイクルがないのだろう。流行ると思うのだか。
そろそろ帰途に就く。犬山発16時50分のミュースカイに乗ることにする。一旦改札を出て券売機で座席指定券を購入。新鵜沼方面からミュースカイが入って来た。犬山を後にする。
進行方向右側の西日の当たる席。セントレアまで1時間弱。西日を浴びながら窓の外を眺める。濃尾平野を縦断。枇杷島を通過、庄内川を渡るとすぐに東海道新幹線と併走。高校の修学旅行、東京行きの新幹線の車内から名鉄の赤い電車を見たのは、多分この辺りだったろう。
地下に潜って名鉄名古屋駅に停車。ここを出発したのは、ほんの数時間前なのにずいぶん前のような感じがする。旅行が終りに近づいて、オトーサンはだいぶおセンチになっているようだ。
神宮前を発車するとセントレアまでノンストップ。常滑線に入り、新舞子から海岸線を走る。常滑を通過。連絡橋を渡って17時48分、中部国際空港駅着。
空港の雑踏がおセンチなオトーサンを現実に引き戻す。帰りのエアアジアは19時55分発。出発まで2時間。セントレアの展望デッキで日没を見たい。名古屋地方の日没予定時刻は18時44分。先にグルメきっぷで夕飯を食うことにする。
グルメきっぷの指定する10店舗には中華や洋食、カレー屋なんかもあるが、ここはやはり名古屋メシから選択しなければならない。当初は「矢場とん」で味噌カツを食おうと思っていたのだが、昨日の味噌煮込み、今日のみたらし、味噌おでんで、もう赤い味噌がイヤになった。
残るはエビフライかひつまぶし。ひつまぶしは昨今の鰻高騰のあおりを受けてか、1500円程度では、定食の一部におまけ程度に付属するだけ。
ここはエビフライを選択する。4階ちょうちん横丁の「まるは食堂」に入店。まるは食堂は南知多に本店がある、魚料理を食わせる店のようだ。グルメきっぷ専用メニューを発注。大エビフライ2本、刺身盛り、ご飯と味噌汁(赤くない!)、お新香という通常の定食に、更に1品を選択追加できる。
選択メニューの中になんと生ビールがあった。迷わず生ビールを選択する。他の選択メニューは全く憶えていない程、即決で生ビールを選択してしまった。キンキンに冷えた一番しぼりが運ばれて来た。料理を待たずに一番しぼり。今日は暑かったので最高に旨い。
一番しぼりが残り1/3になった頃、料理が運ばれて来た。タルタルが2つ折りパックのヤツなのが非常に残念。パックのタルタルをかけてエビフライをいく。サクッとしてプリプリして甘くて旨い。
まるは食堂正解だった。ご飯が進む。ブリとマグロの刺身も旨い。赤くない味噌汁も旨い。サラダに付け合せのパセリまで完食。向いの席の赤ちゃんがこちらを凝視している。イナイイナイバーをして遊ぶ。(つづく)
山登り
エアアジアで行った名古屋の旅~その23 田縣神社で右の玉を擦る
やって来た電車に乗って犬山駅まで移動。犬山駅で小牧線の電車に乗り換え。

小牧線の電車はステンレス車両だった。現代風で名鉄っぽくない。小牧線は名古屋市営地下鉄に乗り入れるようだ。地下鉄のデザインに合わせてあるのか。

学校帰りの高校生が多数乗っている。夏服になったセーラー服の女子高生。頭が金髪っ・・・。よく見ると白人の女の子だった。外見は思い切り外国人なのに、名古屋弁でみゃ~みゃ~喋っている。

単線の小牧線をコトコト走る。楽田(がくでん)に停車。長久手の戦いで秀吉が陣を張った所。
犬山から3つ目、田県神社前で下車。近くに短大があるらしく、向かいのホームには名古屋嬢がいっぱい居る。嬉しい。

田縣神社(たがたじんじゃ)へ行く。踏切を渡り木曽街道まで出た。どっちに行けば良いのか分らない。散歩中のおじちゃんに道を尋ねる。木曽街道を南へ下れば良いらしい。少し歩くと街道沿いに鳥居が見えた。
予想外な広くて新しい神社だった。社務所も立派だ。

田縣神社の祭神は、御歳神(ミトシノカミ)と玉姫命(タマヒメノミコト)。夫婦神ではなく赤の他人だ。御歳神はスサノオの孫で農業神。
玉姫命の夫、建稲種命(タケイナダネノミコト)は日本武尊と共に遠江に出征、帰らぬ人となった。
残された玉姫命は、立派に子供達を育て上げたとか。

2人合わせて五穀豊穣と子孫繁栄に御利益があるようだ。神紋は五七桐。
豊年祭という奇祭で有名。拝殿の中には巨大なアレがゴロゴロニョキニョキしている。

神輿に乗っかってるヤツは全長2メートルもあるらしい。未亡人の玉姫命もさぞ喜んだことだろう。
このアレは毎年新しく作られて、豊年祭ではその年の厄男達が担ぐそうだ。

自然石のアレ、御影石のアレなどが、境内の至る所に転がって・・・もとい、そびえ立っている。奥の宮には奉納されたアレが林立。リアリティ溢れる作品が多い。絵馬板にもアレが描かれている。

境内の最奥部には「珍宝窟」という祠?がチン座。こちらは玉々を奉っているようだ。説明版を要約すると、「玉々をさすって賽銭を入れろ。右の玉を擦ると金運、左の玉を擦ると子宝安産、夫婦和合オッケー」らしい。オトーサンは右の玉を擦っておいた。

お腹いっぱいで田縣神社を後にする。(つづく)
エアアジアで行った名古屋の旅~その22 犬山城とお江さま・・・
犬山駅の連絡通路を通って西口に移動。モンキー薬局の看板が怖い。
犬山城へ行く。駅を出て真っ直ぐ西へ。駅前通りはちょっと時代に取り残されちゃった感がある、まあ普通の地方都市の風情。
本町交差点を右折。犬山城まで続く本町通り。道の両側にはみやげ物屋や団子屋などが並び、トンボ玉や五平餅なんかを売っている。
コミュニティFM局があった。サテライトスタジオ?で何やら放送中。
駅から早足で20分、犬山城下に到着。頑張って早足で歩いて来たのには訳がある。某テレビ番組で登場した、「あいち戦国姫隊」に会うためである。
あいち戦国姫隊とは、所謂ご当地アイドルとでも言うのだろうか、現代に蘇った愛知県縁の戦国武将の妻(側室もいる)たち6人で結成されたユニット。愛知県の緊急雇用創出事業として始められたらしい。
衣装が色とりどりの和装で、華やかで宜しい。オトーサンの押しメンは「お江」様だ。
あいち戦国姫隊公式HPによると、今日は14時半まで犬山城に居ることになっている。現在の時刻は14時。城下の広場には誰もいない。犬山城に登ってみることにする。
犬山城は木曽川左岸の小丘、城山の上に建っている。三光稲荷神社の境内を通って城山に登る。
本丸の入り口にチケット売り場がある。500円を払って入場。スリッパに履き替えて天守に登る。戦国姫隊は居ない。
犬山城は現存12天守の1つ。国宝。1537年、織田信康(のぶながの叔父)が築城。いろいろオーナーさんは変遷して、最終的には尾張徳川家の家臣、成瀬さんが城主となる。つい最近まで成瀬さんの個人所有の城だった。
木造の急な階段を登って望楼へ。開け放った窓から涼しい風が入って来る。気持ちイイ。
ベランダを一周。ベランダの床が微妙に外側に傾いている。低い手摺りもかなりアヤしい。体重を掛けると折れてしまいそうだ。特に入場規制など行われていない。一度に大勢乗ったら床が抜けるんじゃないかと心配になる。
眼下に木曽川の流れ。展望は素晴らしい。オトーサン的には「歴代1位」の展望だ。犬山橋を赤い電車が渡っているのが見える。南方には犬山城下町。望楼から捜索しても戦国姫隊は見当たらない。
復路は針綱神社(はりつなじんじゃ)を経由。元々は今の犬山城天守の場所にあったらしい。
針綱神社の祭神は尾治針名根連命(オハリハリナネムラジノミコト)という、舌を噛みそうな名前の神様だ。真清田神社の祭神、天火明命の子孫らしい。土着の古い神様なのだろう。築城に際して移転させられたようだ。
城下に降りて来た。やはり戦国姫隊は居ない。犬山市体育館前の広場に行くと、「姫隊演舞13時~」と書かれた看板がぽつんと置かれていた。看板だけで人っ子ひとり居ない。公式HPに記載されていたことはウソだったのか。オトーサンはSNSなどをやらないので、何も情報がない。
歴代成瀬さんを祭る犬山神社を見学してから、未練タラタラ、犬山城を後にトボトボとに歩き始める。
城山の東側に回って木曽川に出て、木曽川沿いの遊歩道を犬山遊園駅まで歩く。すぐ下流に堰があるので、川は殆ど流れていない。
15時10分、犬山遊園駅着。(つづく)
エアアジアで行った名古屋の旅~その21 桃太郎神社を堪能!
犬山市野外活動センター前バス停から桃太郎神社まで歩く。困難を極めて桃太郎神社に到着。
コミュニティバスが遅れたので滞在時間は短くなったが、それでも1時間近くある。我ながらナイスディレクション。
コンクリート製の鳥居。鳥居の前では、きび団子を持ったサルが正座でお出迎え。イヌとキジ、赤鬼さんも居る。鳥居を潜って進む。
正面に真っ裸の桃太郎が、今まさに桃から生まれようとしている。生まれたての桃太郎の顔がオッサン。
山の斜面に取り付いた石段を登る。本殿前の鳥居は桃の形をしている。200円を払って宝物館へ入ってみる。鬼の珍宝が展示されていた。特に見るべきものもないが、桃太郎神社の入場料と思えば許容できる。
境内の至る所にシュールな像がボコボコ立っている。鬼退治を終えて凱旋する桃太郎の顔は、どう見てもおばちゃんだ。ピンクの鬼は「まいう~」の石ちゃんそっくり。
十分に堪能して石段を下りる。境内の緑が濃くてきれい。
桃太郎神社の参道脇には数軒のみやげ物屋などがある。真っ直ぐに「すずや食堂」へ行く。某TV番組で紹介された「歴代1位」のみたらし団子を食すためだ。
オープンエアのテーブル席に座って、みたらし団子と味噌おでんを発注。
みたらしは5本セットで400円。5本は食えない。半分持って帰ろうとタッパーを持参している。おばちゃんに頼んで3本はタッパーに入れてもらった。
歴代1位のみたらしを頂く。甘い味噌?を塗って炙ってある。表面はカリカリしている。まあ美味い。
おでんの具は卵、蒟蒻、竹輪。これでもか!と言うくらい全身に味噌を纏っている。見た目グロい。オトーサン的には・・・。頑張って完食。
昨日は味噌煮込みを食っている。たまに食うにはいいけれど、赤い味噌の波状攻撃は、名古屋人ではないオトーサンには辛かった。食べ終わった皿の上には赤い味噌の池が出来ていた。
せっかくなので木曽川の河原へ降りてみる。桃太郎神社の前では本流は見えない。水たまりのような流れの中でカモが遊んでいた。頭の中で「木曽のナァ~」と木曽節が鳴っている。
最後に桃太郎さんにお別れをして、野外活動センターに戻る。帰りのコミュニティバスは、ほぼ定刻にやって来た。往きと同じバスで、同じ運転手さんだった。
200円を払おうとすると、要らないと言う。1日200円でいいらしい。オトーサンの顔を憶えていてくれたのだろう。きっぷは記念に持って帰れと言う。優しい運転手さんだった。(つづく)