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SKYで行く、なんくるないさー沖縄~その7 浜比嘉島に上陸

シュノーケリング終了。

オトーサンのリクエストで、うるまの海中道路へ行く。今度はKちゃんがヴィッツ号を運転。

真栄田岬は東シナ海、海中道路は太平洋側にある。
沖縄本島のくびれている部分を横断する。

くびれている部分は2キロほどしかない。ナイスバディである。

国道329号

地図を見ると、海中道路までの道程はちょっとややこしそうに見えるが、
ヴィッツ号のナビはちゃんと誘導してくれた。

真栄田岬から30分で海中道路に到着。

海中道路

海中道路は勝連半島と平安座島(へんざじま)をを結ぶ海の中の道。
全長4.7キロ。浅い海を埋めて道路を造っている。

平安座島には巨大な石油基地がある。
海中道路を造ったのは石油会社だ。片側2車線の立派な道。

海中道路の入口に路駐して景色を眺める。遠浅の白い砂浜と青い海。
赤いハイビスカスが咲いている。きれいだ。

遠くから変な爆音が聞こえきた。
空を見上げるとオスプレイが飛んでいた。生オスプレイを見るのは初めて!

オスプレイ

海中道路を進む。道の両側は海。
中間地点に「海の駅あやはし館」という道の駅がある。帰りに寄ることにする。

海中道路

海中道路を渡って平安座島に上陸。小さな集落の背後に台地状の丘。
このまま真っ直ぐ進めば、宮城島(みがぎじま)を経由して伊計島(いけいじま)まで行ける。

我々は平安座島から右折、浜比嘉大橋を渡って浜比嘉島へ行く。

浜比嘉大橋

浜比嘉島は琉球の神様、アマミチュー♀とシルミチュー♂が、地上に初めて作った島とされている。イザナギ・イザナミ神話とそっくり。琉球のオノゴロ島だ。

アマンジ 
マッシュルーム岩 


浜比嘉島に上陸。比嘉地区へ。アマンジという小さな島がある。
コンクリートの土橋が架かっていて、徒歩で渡れる。車を停めて見学。

ここはアマミチューとシルミチューの住居跡と言われている。

マッシュルーム形の岩が海の中に立っている。

 アマミチュー墓

岩屋の中に祠のようなものがある。畏れ多くて近づかない。
アマンジの対岸には、平安座島の石油タンク群が見えた。(つづく)

比嘉の漁港


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SKYで行く、なんくるないさー沖縄~その6 真栄田岬でシュノーケリング

真栄田岬のウリは青の洞窟である。
海中から青い光が差し込む洞窟・・似たようなのは世界中あちこちにある。

我々も青の洞窟を目指すのである。
駐車場でちょっとだけシュノーケルのレクチャーを受け、遊歩道を歩いて海へ。

遊歩道を下る

周りには同じような集団がたくさんいて、
油断をしていると自分のグループを見失ってしまいそう。

スクーバの人達

海中から青の洞門を目指すのではなく、岩場を歩いてアプローチするようだ。

海沿いの犬走のような岩場を歩く。
海中から行く方が楽そうなんだが、これも演出の一部なのか。

後ろから1人の女子がつかず離れず着いて来る。
フォローのスタッフのよう、ストーキングされているようで、あまり気持ちよくない。

犬走りを進む

歩きにくい岩場を5分歩いて、陸側から洞窟に突入。

青の洞窟

洞窟の最深部でフィンを着け水中へ。

ウエットスーツを着ている上、ライフジャケットまで着けているから、
プカプカ浮かんでバランスが取れない。

目を閉じて引っ張って行かれる。
島袋くんの合図で目を開くと、目の間に青い世界が広がっている、という寸法だ。
申し訳ないけど、オトーサンはそんなに感動はなかった。

狭い洞窟の中は水上も水中も人だらけ。

洞窟の外へ

洞窟から出ると、次は熱帯魚の餌付け体験である。

熱帯魚という割りには地味な魚達がいっぱい群れている。

透明度は高いがサンゴは少ない。
毎日エサが撒かれているだろうから、魚達はここに居着いているのだろう。

魚

持参した水中カメラで撮影する。
10年前のミノルタのデジカメである。

日本国内製だから10年落ちでもちゃんと作動する。 ・・・がんばれニッポン!

魚

島袋くんがエサを配る。
エサは麩、通常は味噌汁なんかに入れるヤツである。

手に持った麩目掛けて、かわいくない熱帯魚が突進して来る。
こういう時は大抵かわいくないヤツが来るものである。
オトーサンはすぐに飽きてしまった。

かわいくねぇ

ミノルタで写真を撮る。

メジナっぽいヤツとか、イスズミっぽいヤツ、サンバソウっぽいヤツばかりで、
チョウチョウウオみたく色付きの魚がほとんどいない。
期待していたツバメウオも一匹だけしか見れなかった。

魚 
魚

カメラのモニター(水中ではほとんど見えない)ばかり見ていると、
波に酔ってしまいそうだ。

海面から顔を出すと、空は陰っていた。
陰っている割りには、水中はきれい。

プカプカ浮かびながらスタート地点まで戻って来た。
島袋くんに促され上陸、正味40分くらい浮かんでいただろうか。

終了

濡れたまんまポンコツワゴンに乗って、ダイビングショップに戻って来た。

島袋くんの簡単なあいさつの後、解散。水中メガネなどを返却。
ウエットスーツを難儀しながら脱いでシャワーを浴びる。

ミノルタを軽く塩抜きする。
本格的な塩抜きはホテルに帰ってからやろう。

ちょっと忙しかったけれど、2000円なら文句はない。
更衣室などの設備もきれいだったし、島袋くんも一生懸命やってくれた。
島袋くんが撮ってくれたKちゃんとのツーショットは、きっと良い思い出になるだろう。

ありがとう、島袋くん。 (つづく)

SKYで行く、なんくるないさー沖縄~その5 普天間宮を見学する

今日の予定は、午前中は真栄田岬でシュノーケリング、
午後はうるまの海中道路と勝連城跡(かつれんぐすく)見学。

那覇市内から真栄田岬までは1時間ほどの道程。
シュノーケリングは10時に予約しているらしい。

オトーサンの希望で普天間宮と道の駅に寄り道してもらう。

貸し出された車はシルバーのヴィッツ号。

設定中

ナビを設定する。

先ずはオトーサンの運転。初めての土地で、初めての車。やや緊張。

国道58号線、ゴーヤ街道を北上する。

国道58号

沖縄は渋滞がひどいと聞いていた。市街地は少し渋滞したものの、案外スムーズに流れる。
国道58号線は片側2~3車線。ゆるくカーブしながら丘陵を越えて行く。

時々現れるYナンバーの車。グァム島を走っているみたいだ。青空の所々に白い雲。

 国道から右に折れ、キャンプフォスターのフェンスに沿って丘を上る。
那覇から40分で普天間宮に到着。

青空に映える

普天間宮は琉球八社の1つ。現在の祭神はイザナミ他、日本の神様たち。
元は沖縄の神様を奉っていた所だ。境内に洞窟があるらしいのだが、今回は見学しない。
こちらも琉球瓦葺きの社殿で、青い空によく映える。

普天間宮

地元のおじちゃんが、どこから来たの?と話しかけてくる。

5分で見学終了。キャンプフォスターの中を横切る県道を通って、国道58号線に戻る。

北谷町に入った。右手はずっと嘉手納基地。
嘉手納ロータリーを右折して、しばらく走ると「道の駅かでな」に到着。

道の駅かでな

1階はおみやげ売り場、3階は基地関係の展示室。屋上が展望スペース。
エレベーターで屋上に直行する。塀の向こうには広大な滑走路が広がっている。

滑走路上には何もいない。何も飛んでいない。F22が見れるかと期待していたのだが、残念。
遥か彼方にC135と思われる機体が1機、駐機していた。

嘉手納基地

屋上には若い男女が溢れていた。何の集団だろう。
米軍基地には特に関心もないようで、皆アイスクリームを舐めていた。

1階に降りる途中に展示室をチラッと覗く。
反基地を声高に叫ぶのではなく、事実のみを淡々と伝えるような内容だった。と思う。

駐車場には観光バスがいっぱい停まっていた。


国道58号線から離れ琉球村の前を通過。
ハブVSマングースショーは動物愛護的に問題があって、現在はやっていないそうだ。

真栄田岬のダイビングショップに到着。

ダイビングショップに到着

このダイビングショップ、スキューバ、シュノーケリング、カヤックと手広くやっているようだ。

我々の参加するシュノーケリングツアーの代金は1人2000円。水中カメラの貸出は3000円。
カメラの方が高い。参加者のほとんどがカメラの貸出を受けてるようだ。
オトーサンは自前で用意しているので、カメラは借りない。

体調に問題ない旨の念書を書かされ、ウエットスーツに着替える。
初めてのウエットスーツ。着替えに難儀する。

水中メガネ、シュノーケル、フィン、ライフジャケットが支給された。

我々のグループは総勢8人。他は熟年カップルと子連れファミリー。ギャルはいない。
他のグループにはビキニギャルがいるのに・・・
どうも意図的にグループ分けされているような気がする。

ピンクのジープ

ガイドは濃い顔の男の子。名前は忘れた。仮に島袋くんとする。

島袋くんの簡単な自己紹介。軽いジョークでつかみはOK。
サビだらけのポンコツワゴン車に乗せられて、真栄田岬へ連行される。
座席にはシートベルトがないけど、道交法的にOKなのかな。

真栄田岬の駐車場まで5分とかからなかった。 (つづく)


SKYで行く、なんくるないさー沖縄~その4 オリオンビールで酔っ払う

部屋に帰って少し休憩。

オリオン! 

Kちゃんと19時半にロビーで待ち合わせしている。
まだ少し時間があるので、シャワーの後でオリオンを開ける。もう眠いのは通り越してしまった。

時間ぴったりにロビーへ下りる。
やあやあとKちゃんと合流、どこへ行こうかと相談する。

牧志あたりまで行く元気はないので、近場で済ますことにする。
ゆいレール県庁前駅、沖縄銀行の裏手に飲み屋街がある。そこへ行ってみることにする。

あかがーら

良さげな焼き鳥屋があった。覗いてみると貸切中だった。

和民があった。沖縄に来て和民もないだろう。

ウロウロしていると、今まさにキャッチに出発しようとしているお姉ちゃん2人組みに遭った。
1人はそうでもなかったが、もう1人は小顔のきれいな子だった。

料理1品390円で1品おまけします!・・・という事で、エレベーターに乗って着いて行く。

しゃれた感じの若者向けの店だった。先客はいない。貸切状態。
とりあえずオリオン。ゴーヤーチャンプル、トマトのピッツァ、ガーリックピラフを注文。

酎ハイを追加。
飲み物は高かったけど、料理は美味しかった。1品サービスでお通し代が浮いた感じ。

ゴーヤーチャンプルー

博多あたりだとそこそこ流行りそうな店だが、我々の他に来店した客は1組だけだった。

行きがけに見つけたラーメン屋に行ってみる。背油トンコツと書かれた提灯が下がっている。
沖縄のラーメンってトンコツなのか・・・ちょっと気になったが、覗いてみると1杯650円もする。
なんか気が進まなくて入店しなかった。

〆ないまんま、ホテルに戻る。
〆てないから、なんかスッキリしない。明日は8時に集合することにして解散。


再びシャワーを浴びて、カメラのバッテリーを充電。
テレビを点けてみる。特に面白そうなのもやってない。 寝る。

ホテル前の国道を走る暴走族が煩かった。



2日目。

6時過ぎに目が覚めた。窓の外はまだ薄暗い。

昨日買っておいたチキナーおにぎりを食べる。チキナーとは高菜漬みたいな葉っぱ物。
厚焼き卵も乗っかっている。油っぽくてカロリー高め。さんぴん茶とよく合う。

いい天気

今日はレンタカーでドライブ。レンタカー屋はホテルのすぐ裏にあって至極便利。

少し早めに部屋を出てホテルの近所を散歩。

ホテル近くの公園

小さな公園がある。園内にはブランコとシーソー。植え込みにハイビスカスが咲いている。

ホテルに戻るとKちゃんがソファーに座って待っていた。(つづく)

SKYで行く、なんくるないさー沖縄~その3 夕方までプチ市内観光

臨海道路から波之上宮を望む

ポンコツ折り畳み号で参道を下り、ホテル街を突破して、自動車学校の横を抜ける。

サラダボウルという、ふざけた名前のボーリング場前から波之上臨海道路に入る。

波之上臨海道路は、海の上を通って那覇市街を迂回するバイパス道。
ほぼ自動車専用道路だが、一応歩道がある。右側の歩道を逆行。

大岩の上に座す波之上宮がよく見える。

筥崎浜?

波之上宮のすぐ隣は波の上ビーチ。幅100メートルくらいの小さな砂浜。
那覇市内唯一のビーチだそう。けっこう泳いでいる人がいる。

どっかに似てるなぁ・・・都市高速から見える筥崎宮のお汐井浜にそっくりだ。

臨海道路は一旦地上に降りて大きな交差点を通過。泊大橋に向けて再び上り坂となる。 

泊大橋

泊大橋は泊港の入口に架かる橋で、下を大きな船が通るから高さがある。
ローギアにして頑張って登る。

泊大橋の頂上。展望スペースが設置してあるが、高い転落防止柵がじゃま。

ポンコツ折り畳み号

泊高校裏手の山の斜面が墓所になっていて、沖縄独特な墓所が見える。
家型の墓に混じって、タイマイの甲羅のような墓が見える。 亀甲墓というらしい。  

亀甲墓

泊大橋を下る。
歩道はいきなり階段になり、仕方なくポンコツ折り畳み号を担いで階段を下る。

臨海道路の下を横切る歩道橋、ちょうど日陰になっていて、新聞紙を敷いて人が寝ている。
夕方の5時。お昼寝の時間ではない。

大阪では路上に人が寝ているのは普通のことだが、沖縄でも然りなのだろうか。

外人墓地  

外人墓地があった。 芝生の中に白い十字架が並んでいる。

墓石に刻まれている文字に目をやると、「トーマス・C・ナントカ、1921年10月25日、ウィスコンシン州に生まれ、1972年5月5日、オキナワに没する」みたいなことが書かれてある。

トーマス・C・ナントカさんは、どうしてウィスコンシンから沖縄に来て、ウィスコンシンに帰ることなく、ここで亡くなったのだろうか。故郷に帰りたくはなかったのだろうか。
トーマス・C・ナントカさんのご冥福を祈る。

墓地内にはペリー提督の記念碑があったはずだが、トーマス・C・ナントカさんのお陰で見落としている。

ペリー提督は浦賀の前に那覇に寄っていた。
太平洋を横断して日本に来たのではなく、大西洋、インド洋を横断して来たのだ。
琉球に対しても開国の要求をしている。沖縄に来てペリーの勉強をするとは思わなかった。

シロガシラ

安里川を渡る。

美しい声で野鳥が鳴いている。
街路樹の梢に声の主がいた。 頭と首は白で、目の周りは黒。背中はやや緑色。
 
ネット上で30分かけて調べた結果、シロガシラという、中国南部から沖縄に生息するヒヨドリ科の鳥と判明した。サイズ的には確かにヒヨドリだが、鳴き声は全く異なる。

文字では表現できないが、ヒヨドリが日本的な鳴き声ならば、シロガシラはやっぱりトロピカルだ。

とまりん

とまりんに到着。

「とまりん」とは泊港の旅客ターミナルのことだ。
渡嘉敷島、久米島、座間味島、粟国島、南・北大東島への航路がここから出ている。
4隻のフェリーと大東島航路の貨客船が停泊中。

適当に走っていたら沖映通りに出た。 沖映通りを南下する。

真紅の花をつけた街路樹がトロピカル。
ホウオウボクというマダガスカル原産のマメ科の木らしい。

ホウオウボク

大通りをしばらく進むと国際通りに出ちゃった。

国際通り

今日は日曜日。国際通りは歩行者天国になっていた。
見た感じ観光客と地元民が半々くらいか。

公設市場へ続くアーケードがあるが、今日は入らない。

平和通り商店街

国際通りをゆっくり流して県庁前に戻って来た。

そろそろ日没の時間だ。 波の上ビーチに行ってみる。

波の上ビーチの目の前は臨海道路。
夕日スポット的な期待はできないが、他に思いつかなかった。

まだ泳いでいる子供達がいる。堤防に腰掛けてボーっとする。

波の上ビーチ

隣接する公園からバーベキューの香りが流れて来る。 

腹も減ったし、そろそろホテルに戻ろう。

ローソンに寄って、オリオンとゴーヤースナック、さんぴん茶、ミネラルウォーター、明日の朝食用おにぎりを購入。ボンコツ折り畳み号を返却。(つづく)


SKYで行く、なんくるないさー沖縄~その2 自転車で波之上宮へ

連絡橋を渡ってゆいレール那覇空港駅へ行く。

那覇空港駅は日本最西端の駅らしい。

那覇空港駅

券売機できっぷを買って入場。自動改札を抜けてホームに出る。
止まっている車両は小さな2両編成。これでキャパシティは十分なのだろう。

車内は冷房が効いていて涼しい。最後尾の座席に陣取る。
助手席側は太い桟が何本もあって目障りだ。

静かに出発。

太い桟が残念だが、高い所を走っているから眺めは良い。
全線が道路の上か川の上を走っている。

ゆいレール

那覇空港駅の次が赤嶺駅で、こちらは日本最南端の駅だとか。

車内はそこそこ混んでいる。見渡すと濃い顔の人達。 沖縄に来たんだな~ 。

那覇空港駅から15分で県庁前駅に着いた。 

駅の南には沖縄県庁、久茂地川を挟んで北側はオフィス街。
ここだけ見ると内地とさほど変わらない。

久茂地タウン

久茂地川を渡ってホテルへ。ネット予約しておいたホテルは、駅から徒歩5分の所にあった。

コンドミニアム形式。部屋にはキッチンと電子レンジ、洗濯機まで備えてある。
長期滞在向け。自炊したくなるような立派な設備だった。

キッチン完備!

荷物を置いてベッドに寝転ぶ。
このまま眠ってしまいそうだが、時刻は16時半。まだ陽がある。もったいない。

天気は回復!

フロントで自転車を借りて市内観光。20インチ6段変速ボンコツ折り畳み車。
タダだと思っていた自転車は有料だった。

ホテルのある表通りから1本入ると、静かな住宅街になった。
屋根の上にはシーサーがいる。

ホテル近くの住宅街

バス通りに出て少し進むと那覇商業高校があった。
 
ウィキペディア情報によると那覇商業高校は、クロスオーバーイレブンの津嘉山正種、
ちゅらさんの国仲涼子の出身校らしい。

那覇商業高校前のバス通りを北へ。那覇商業高校の隣に緑に覆われた公園があって、
バス通りを挟んだ向いにも中国っぽい公園がある。

適当にボンコツ折り畳み号を走らせる。

何やら怪しげなエリアに突入した。周囲は安っぽいホテルだらけ。
平成のファッションホテルではなく、昭和の、いわゆる連れ込みホテルだ。

ホテル街を突破して波之上宮を目指す。

孔子廟

波之上宮に行く途中に孔子廟があった。
 
境内には明倫堂という琉球国が建てた学校があるらしい。営業時間外で中には入れず。
(孔子廟は中国っぽい公園の隣に移転したらしく、そもそも営業していなかった)

孔子廟の隣に護国寺という沖縄最古の寺があって、護国寺の隣に波之上宮があった。

波之上宮

鳥居を潜って坂を上る。

琉球瓦の社殿はやっぱり中国風。海に突き出た大岩の上に建つ。
 
案内板によると、元は琉球独自のニライカナイ信仰(※)の聖地。
現在の祭神はイザナミ他、ほぼ日本の神様達。熊野神社系らしい。

ニライカナイって、なんかスクナヒコナに似ているなぁと思っていたら、
相殿にしっかりスクナヒコナがいた。(つづく)

※海の向こうから幸福を持ち来る神々に祈る

琉球瓦の社殿 


秋深し・・

ツワブキ   

SKYで行く、なんくるないさー沖縄~その1 福岡は雨だった

 Kちゃんと沖縄に行く。 

連休が確定したのが、出発予定日の1ヶ月前を切っていた。

格安ツアーを捜してみたけど、1人1部屋で帰りの飛行機を夜の便にしたら、
けっこうな金額になる。

そもそも出発予定日がシーズンの境目で、2泊3日のツアーがほとんどない。

作戦を変更。自分で手配することにする。

スカイマークの早割で往復2万円。2泊で5千円の格安ホテルを見つけた。
レンタカー代を入れても3万円以下で行けそうだ。

かくして「スカイマークで行く沖縄2泊3日の旅」は実現する運びとなったのである。

最近シュノーケリングにハマっているKちゃんの提案で、おっさんが2人、
沖縄の青い海で泳ぐことになった。
レンタカーとシュノーケリングの手配はKちゃんにお願いした。

なんくるないさー


1日目。

今にも降りだしそうな天気の中、 駅まで自転車を飛ばす。
ウトウトしながら博多駅に着いて地下鉄に乗り換え。12時40分、福岡空港に着いた。

お約束の展望デッキで少しだけ飛行機を眺めてからチェックインに行く。

SKYのカウンターは第1ターミナルだと勝手に思い込んでいたが、本当は第2ターミナルだった。
睡眠不足で頭が働いていない。

どこをどう歩いたか憶えていないが、兎に角、スカイマークのカウンターに着いた。

自動チェックイン機で搭乗券を発券する。
購入に使ったクレジットカードを機械に突っ込むだけ。カンタン!

朝も昼も食ってないので腹が減っている。
食堂街を1周するが、どうもパッとしない。待合室でパンでも食おう。

JA737T

保安検査を済ませて搭乗待合室に入る。
売店でサンドイッチと缶コーヒーを購入。待合室で食う。

出発予定時刻の15分前に搭乗開始の案内があって、ほぼ定刻にプッシュバック。

B737-800型機は一応最新の機体だが、ベースは40年以上前の飛行機。
ほっぺがすぼまっていて余りカッコよくない。オトーサンはイマイチ好きではない飛行機だ。

今回の座席は12H。進行方向右側の席。エンジンの真横。窓のピッチもぴったり合っている。

那覇空港は通常RW36を使用する筈だから、アプローチ中に沖縄の青い海と、那覇市内が見える筈の右側座席を予約しておいた。雲仙や開聞岳も見えるかも知れない。

雨降ってる・・

筈だったが、窓の外はポツポツと雨が降っている。

沖縄は晴れらしいから、雲仙はダメでも開聞岳くらいは見えるかも知れない。淡い期待。
高度を上げると、雲の隙間から蛇行する筑後川が一瞬見えた。
地上が見えたのはそこまでで、離陸後10分もすると地上は全く見えなくなった。

筑後川 
雲の上

Kちゃんは朝の便で先に沖縄入りしている。今頃はレンタカーでどこかを走っている頃だろう。

離陸から40分。もう洋上を飛んでいる筈。
やや雲が途切れて所々に海面が見えるものの、島影は見えない。

右に左にターン。那覇空港に近づいてきたようだ。
再び雲が厚くなって何も見えなくなった。
RW36に降りるなら左ターンはないはず。RW18に降りるみたい。

雲の下に出た。海面しか見えない。
海の色はコバルトブルーではなく、羽田に降りる時に見える東京湾と、さして変わりない。

派手に着地。強烈なリバース。あまり上手な着陸ではないぞ。

那覇空港に到着

誘導路の脇に海上自衛隊のP3Cがずらっと並んでいる。
ここは国境の島なんだと実感。

ほぼ定刻にドアオープン。

雨は降っていないけど、晴れ!とも言えない微妙な天気だ。
せっかく右側の席を取ったのに、コバルトブルーの海岸線は一瞬も見えなかった。

機外に出るとムッとした空気に包まれた。気温は30度を超えているだろう。
迷ったけれど短パンにして正解だった。

変わった造りだなぁ

空港内は南国っぽい花や椰子の木がいっぱい。空港内を少し歩いてみる。
エスカレーターで3階の展望デッキへ。
展望デッキは今どき珍しい有料。100円玉を入れてバーを押す。

殺風景なデッキは金網で覆われていて撮影には向かない。
1ヶ所だけ金網が切れていて撮影できるようになっているが、この時間帯は逆光だし天気が悪い。

JA03JJ 
ジンベイザメ

ジェットスターJA03JJが休んでいた。
福岡~関空で乗ったことがある機体だった。なんか嬉しい。

JALのジンベイザメを撮って、さっさと展望デッキを後にする。(つづく)

順序がおかしい

 ラーメンを食ってから焼き鳥屋へ行った。つくねが最高、豚バラも最高、生ビール最高。

ラーメン最高! つくね最高!


ちょっと山登り

ちょっと時間があったので、ちょっと山登り。天気は下り坂。登り始めて5分で膝と腰が痛くなった。
下りはケーブルカーに乗ってしまう。こんなんじゃなかった。こんなんじゃダメだ。

ちょっと山登り 


佐賀平野に熱気球を見に行く~その4 夜間係留は・・

くど造り羊羹店

小城の市街地を徘徊する。羊羹店だらけ。

くど造りの羊羹店があった。観光バスが停まっていて、おばちゃん達が大勢たかっている。
1棹買ってみようかなと思ったけれど、おばちゃん達のパワーにタジタジして止めてしまった。 

小城高校の横を通り小城公園へ。佐賀藩の支藩、小城藩の庭園。
戦後、鍋島家から小城市に寄贈され、公園として整備された。桜の名所。

岡山神社

公園内には、小城藩の初代と2代目の殿様を奉る岡山神社が鎮座している。有田焼の灯篭。
神様がお殿様なので、あんまり興味が沸かない。 

柳生新陰流

柳生十兵衛を奉る武正社という末社があった。鍋島のお殿様は新陰流を習ったそうだ。

小城城(陣屋)の跡地には、今は小城高校が建っている。 

小城駅 

唐津線小城駅前に出た。大正6年生まれの木造駅舎。うちの爺様と同じ歳だ。小城の町外れにあって、駅前は閑散としている。

駅前通りを唐津街道との交差点まで戻る。

唐津街道沿いの恵比須神社を見学する。祭神が日子穂穂手見命(ひこほほでみのみこと)になっている。日子穂穂手見命とは山幸彦のことである。エビスさんはどこに行っちゃったんだろう。 

恵比須神社

唐津街道から離れ田園の中の道を、鎮守の森を目当てに進む。
厳島神社、日吉神社を見学。千葉ちゃんの息が掛かった神社だった。

七星宮

七星宮。説明版が全くなく、良く分からなかったが、神功皇后とアマテラスを奉っているらしい。 七星とは、たぶん北斗七星のことだから、北辰妙見信仰だろう。ググってみたら、千葉一族が信仰していたのが妙見菩薩だった。

七星宮がここにあるのは、なんとなく納得できたが、現在の祭神が神功皇后とアマテラス。すなわち、太陽神になっているのが不思議だ。

大豆畑

大豆畑の中を、三日月小学校の前まで来た。小学校の前に、三日月交通安全協会謹製、交通安全人形が立っている。黄色い帽子に赤いランドセル。多分、小学1年生。名前は何というのだろう。右手を高く掲げ、シュールな顔付きでこちらを見つめている。

夜中に不意にヘッドライトに照らされたりすると、非常に怖いと思われる。

三日月交通安全協会謹製

三日月町(みかつきちょう)について。

現在は合併して小城市になっているが、平成17年までは単独で町であった。平安時代の記録に、「甕調」とある。甕(かめ、みか)を、調(つき=租庸調の調)として納めていた地域であった、からという説。「甕調」が「三日月」になったのだ。由来はともかく、ロマンチックな地名である。

天満宮を2社見学した後、道辺の宇佐神社へ。祭神は応神天皇、大山咋神、菅原道真である。

道辺宇佐神社

ちょっと面白い神社に当たってしまった。案内板によると・・・

平清盛VS後白河法皇、いわゆる鹿ヶ谷事件の結果、首謀者の藤原成経(ふじわらのなりつね)、俊寛(しゅんかん)らは喜界島へ流罪となる。

成経は後に恩赦により京へ帰ることができたが、俊寛だけは島に残された。俊寛は(せめて)宇佐八幡宮へ帰れるよう祈願したと言う。

哀れに思った成経は、俊寛を密かにこの地へ連れ出し匿ったけれど、ここは宇佐からは遠いので、宇佐八幡宮から勧請して社殿を建立した…らしい。

いい天気

宇佐神社になる前、元々は宇美八幡から勧請された神社であったらしい。応神天皇つながり。
菅原ちゃんは、何故ここにいるのか分からない。

その後、竜造寺氏、鍋島氏によって加護を受ける。神紋は五七桐紋。

カチガラス 

境内でカササギ(カチガラス)が遊んでいた。
カササギは秀吉の朝鮮出兵の際、鍋島氏が持ち帰ことになっている。

宇佐神社の南隣の集落に、小さな淀姫神社があった。立砂が施してある。

道辺淀姫神社

祇園川と嘉瀬川の合流点を目指して進む。それらしい場所には着いたけれど道がない。自転車を担いで、祇園川の土手によじ登る。

バルーン会場に戻って来た。時刻は15時。
午後の競技は強風によりキャンセルされたようだが、相変わらず観客でごった返している。みんな夜間係留目当てなのだろう。

すごい人出

1時間程バルーン会場を漂ってから、一旦駐車場へ戻る。

嘉瀬小学校々庭特設駐車場へ戻る途中、四面神社に寄り道。クリークと住宅地に囲まれた、静かな場所に鎮座している。諌早神、温泉神、支々岐神、千々岩神という4柱を奉っているらしい。
 
ググってみても、これら4柱が何の神様か全く分からない。根拠はないが、どうも有明海沿岸の地名のように思える。

四面神社

かつてこの辺りには、嘉瀬津という港があった。地図を見ると、国道207号線を挟んで南側に、嘉瀬津神社という社がある。来年の秋にでも訪問してみようと思う。 

嘉瀬小学校々庭特設駐車場は既に満車。停めたい車が列を作っている。待っていても、空く可能性は低いだろうに。車から三脚を取ってバルーン会場へトンボ返る。 寒くなってきた。

小腹が減った。時間はあるけど、バルーン会場までの道中には、補給できそうな食堂などはない。諦める。 

天気はいいのだけれど

またまたバルーン会場へ戻って来た。時刻は16時半。
ラ・モンゴルフィエ・ノクチューンは18時からの予定。観客の暇つぶしに凧揚げなどをしている。

バルーンにとってはきつい東風が吹いている。日が落ちると、また一段と寒くなった。震えながら待つ。

寒いし、風強い 

日が落ちても風は止まない。観客は次々とやって来ているが、どうも、夜間係留は中止のような気がする。隣に陣取っているカメラマン氏も、同じように思っているようで、携帯で連れに撤収の連絡をしている。寒いし、腹は減ったし、バルーンは立たないし、オトーサンも撤収することにした。

イメージ映像!
 
嘉瀬小学校々庭特設駐車場では、まだ入庫待ちの車が列を作っていた。自転車を収容。

隣に若いファミリーの車が停まった。これからバルーン会場まで歩いて行くそうだ。小さな子供を連れて、ここから歩くのは大変だろう。 

旨かった

この日のラ・モンゴルフィエ・ノクチューンは、バーナーを焚くだけで終わったそうだ。基山のラーメン屋に寄り道して、ラーメンを食って帰った。夜間係留が残念だったけど、楽しい1日だった。(おわり)


2013 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

今年もやっぱり行っちゃいました。天気が良くてよかったです。
ドラえもんは今年で引退だそう。見納めです。

2013 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
ドラえもんは今年で見納め  
 

プロフィール

オトーサン

Author:オトーサン
昭和生まれのおじさん、九州地方の北の方生まれ
訳あって現在、北陸地方のとある町に出稼ぎ中

おはぎは絶対つぶ餡派です!
ラーメンよりうどんが好きです!

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