太古に乗ってサイハテの島へ~その27 博多港へ帰着
太古は加部島の沖を通過。
再び揺れが大きくなってきた。
呼子と小川島を結ぶ連絡船「そよかぜ」が見えた。
あんな小さな船なら、よく揺れるんだろうな。
左舷遠くに壱岐を見ながら進む。
時刻は16時半、そろそろ夕方だ。
復路は玄界灘夕焼けクルージングのはずだったけど、空も海も鉛色。
期待していただけに非常に残念、是非リベンジしなければならない。
二見ヶ浦の鳥居を見て、玄海島、大机島(おおつくえじま)の南側を通過。
大机島を近くで見るのは初めて。
火山島のようにゴツゴツしている。
上手く写真を撮れば、小笠原の無人島と言っても分からないと思う。
17時30分、博多湾に入る。
福岡タワーが見える。
福岡って大都会だ、昨夜とのギャップが凄いな。
白い大型客船と反航。
いつものチャイニーズ・クルーズ船かと思ったが、近づくと「飛鳥Ⅱ」だった。
横浜まで2泊3日クルーズに出発するところみたい。
ぴったり定刻、18時50分、博多埠頭に着岸。
車を回収してラーメンを食って解散、帰宅。
天気が残念だったけど良い旅行だった。
上り便「太古」の夕焼けクルージングは、是非ともリベンジしたいな。(おわり)
太古に乗ってサイハテの島へ~その26 五島灘から玄界灘へ
宇久島を出ると海がやや荒れてきた。
五島列島と九州本土に囲まれたこの辺り、五島灘で良いのだろうか。
陸地に囲まれている割にはよく揺れる。
船首の展望ラウンジから前方を眺めると、
水平線がかなりの振幅で、ゆっくりと上下している。
時々ドシーンと、波が船体を叩く音が聞こえる。
右舷に平戸島が見えて来た。
根獅子(ねしこ)の砂浜も見える。
やがて平戸島と生月島の間に架かる生月大橋の下を通過。
波は穏やかになった。
平戸島と度島(たくしま)の間を航行。
度島飯盛港に入港する「フェリー度島」が見えた。
右舷に平戸大橋、左舷に的山大島、
遠くに二神島を見ながら玄界灘を東へ進む。
左舷に馬渡島(まだらしま)が見えてきた。
馬渡島の隣の小さな島が松島、佐賀県唐津市に属する。
松島をズームで覗くと、
長崎ちゃんぽんリンガーハットみたいな、小さな教会が見えた。
ウィキ情報によると、佐世保の黒島から隠れキリシタンが移住した島で、
現在も島民の全てがキリシタンだそう。
リンガーハットみたいな教会は、カトリック松島教会だ。
松島にはいつか行ってみたいと思った。(つづく)
太古に乗ってサイハテの島へ~その25 沖ノ神島神社と王位石

野崎島をズームで覗くと、旧野首教会と草を食むシカが見えた。

太古は沖ノ神島神社の下を通過。
昨日、はまゆう船上からは撮れなかった沖ノ神島神社を、
最大ズーム+デジタル2倍で撮影。

社殿の背後にそびえ立つ巨石、王位石(おえいし)がハッキリ写った。
沖ノ神島神社にも行ってみたいのだが、個人で行くことは危険なので、
ガイドツアー(結構なお値段です)の利用を推奨されている。

自己責任で行くことは出来そうだけど、
巨大イノシシがいるので1人では行きたくないな。

人口20人の六島の沖を通過。
宇久島が見えて来た。

佐世保からのフェリー「なるしお」と反航。
太古に比べると、みすぼらしいポ〇コ〇船だ。
次はあれに乗ってみたい。

宇久港に入港。
昨日は深夜で見えなかったけれど、笛吹郷より大きな町だ。
乗客の乗降と荷役を終えて10分ほどで出港。(つづく)
太古に乗ってサイハテの島へ~その24 おみやげは五島うどん
おみやげ品を物色しながら時間を潰す。

漁協じゃない方のスーパーで五島うどんを購入。
五島うどんは上五島の特産、本当は小値賀のおみやげではないけれど。

1号も同じく五島うどん、2号はカツオの生節を購入。
カツオの生節、非常に美味しかったそうだ。
そろそろフェリーターミナルへ。

預けておいた荷物を回収。
フェリーターミナルでも、おみやげ品を物色する。

小値賀の特産ピーナツが欲しかったけど、小さなパックが300円もする。
迷ったけど買わなかった。

代わりに落花生アイスを買って待合室で食った。
特別に濃厚ってこともなかった。
やがて太古がバックで着岸。

タラップを渡って乗船、前方の船室の一角を確保。
出港を見届けるためデッキに出る。
お姉さんがこちらに向かって手を振っている。
オトーサンに向けて手を振っているのだろうか。

そういうサービスなんだろうか。
確証がないので、手を振り返すのは止めておいた。

定刻より少し遅れて出港。
小値賀島を離れる。

良い島だった。(つづく)
太古に乗ってサイハテの島へ~その23 朝メシのつもりが・・
11時をだいぶ過ぎているが開いていない。

所謂、島時間かなと思ったけれど、店内に全く人の気配がない。
今日は開かないと判断した。
昨日昼メシを食った店がもう開いているはずだが、
2日連続同じ店で食うのも能がない。

漁協スーパーの裏にあった弁当屋に行くことにした。
確かイートイン出来るはず。
お昼前で弁当屋は繁盛していた。
ワンコインの弁当を購入。

イートインスペースは家庭用のテーブルだった。
すぐ隣でおじちゃん達が弁当を購入している。
さすがに落ち着かないので、ここで食うことは断念。
今度は弁当を食う場所を求めて徘徊する羽目に。

道端の無人販売でサツマイモを売っていた。
大きなヤツが2本で100円・・・即購入。
島のサツマイモ、絶対旨いはずだ。
帰ってから蒸かして食った・・・美味かった。

海の傍の笛吹郷のバス停待合室。
風除けのためか、ドアを閉めると完全個室。
時刻表を見ると、全くバスの来ない時間だったので、
ここをお借りして弁当を食うことにした。
朝メシのつもりが、完全に昼メシになった。

ワンコイン弁当、見た目は地味だが味は良かった。
量もたっぷりでお腹いっぱいになった。(つづく)