18きっぷでうどんを食いに行く~その15 〆はやっぱりかしわうどん
松山港を出た時からなんとなく気付いていたが、どうもこの船は右側に傾いている。
跳ね上げられたランプの先端と、遠くの水平線を比べると良く分かる。

あの巨大タンクトレーラーをはじめ、どうも重量のある車両が右側に偏っている。
許容範囲内の傾きだから航行しているのだろうが、やはり気持ち悪い。
どのくらいの傾きまで許容されるんだろう。

周防大島の北側を西へ航行。遠くに大島大橋が見えてきた。

大島大橋にじわじわと近づいて、やがて橋の下を通過。

潮流が西へ結構な速さで流れている。飯の山の展望台が見える。
17時40分、定刻に柳井港に入港。ランプを通って下船。

柳井港のターミナルが新しくなっていた。

ぽつぽつと雨が降り出した。国道2号線を渡って柳井港駅へ行く。
飲み物が欲しかったが、駅前には何もなかった。

無人駅の柳井港駅から、18時10分発の下関行き普通電車に乗車。もう薄暗い。

下関駅でJR九州の電車に乗り換え。
関門トンネルを抜けて九州に帰って来た。小倉駅で〆のかしわうどんを食って帰宅。

この2日間で合計6杯のうどんを食った。たいした数ではないな。
高松で食った2杯も旨かったけど、やはり小倉駅のうどんが1番かな。(おわり)
18きっぷでうどんを食いに行く~その14 周防大島松山フェリー
やがて、周防大島松山フェリーの「しらきさん」が入港して来た。
しらきさんとは周防大島にある山の名前。

松山~柳井航路は、防予フェリーと周防大島松山フェリーが共同運航している。
周防大島松山フェリーの運航便だけが、周防大島に寄航する。

車用のランプを歩いて乗船。屋上?のデッキに上がって出港を待つ。

白い木造船がゆっくりと港を出て行った。
かなり年季が入っている。たぶんオトーサンより年長さんだろう。カッコいい。

乗用車やトラックがどんどん乗ってきて、最後に巨大なタンクトレーラーが突っ込んできた。
車両の積み込みに手間取ったのか、定刻よりやや遅れて出港。

柳井港までの所要時間は2時間半。船室に入る。
比較的新しい船なので、船内は木目調できれいだ。お客さんもそこそこ乗っている。

どんよりとした瀬戸内海を進む。この天気では「瀬戸の花嫁」は鳴らない。
出港して暫くすると、左手にDASH島が見えるはずだが、見るの忘れた。
DASH島は松山空港のすぐ近く。東京からのアクセスも良さそう。

周防大島の先っぽと情島(なさけじま)の間の瀬戸を進む。
周防大島、伊保田港に入港。数名の乗客が降りて行った。車は降りない。

伊保田港の近く、公園のような所に飛行艇が置いてあるのが見えた。
ググッてみたら、陸奥野営場に展示されているPS-1だった。

PS-1は現行の救難飛行艇US-2の2世代前のヤツだ。(つづく)
18きっぷでうどんを食いに行く~その13 三津浜駅で昼うどん
ちょっと遅い昼メシ、ここのうどんを食ってみることにした。

ざるうどんのセットを発注。うどんと天むすのセットだった。
…なんで天むすなんだろう。

つけ汁がそんなに甘くなく、すっきりして美味しかった。
フェリーの出港時刻は15時5分。
三津浜港までの時間が読めない。急いで食って、とっとと店を出る。
三津浜駅前の通りを西へ歩く。

セブンスターというスーパーがあった。セルフうどんと看板が出ている。
気になったけど、流石に連続では食えない。

伊予鉄の踏み切りを渡り、なつかしい感じの商店街を通り抜ける。
商店街の路上で子供達が遊んでいる。昭和な風景だ。

三津浜駅からゆっくり30分、三津浜の港に到着。
浮桟橋に小型のフェリーが係留されていた。
消防救急艇はやぶさ号、松山市消防局の船だ。

救急車を載せて30ノットで島へ急行する、海の消防車兼救急車だ。
カッコいい。(つづく)
18きっぷでうどんを食いに行く~その12 特急しおかぜ号に乗車
特急しおかぜ7号に乗車。先行する普通電車を追いかける。
18きっぷでは特急に乗れないので、乗車券と特急券を購入。
伊予西条駅の隣、石鎚山駅に運転停車。下りのしおかぜ号と交換。
石鎚神社本社の最寄駅だけど、石鎚山の登山口ではない。
車窓から大きな鳥居がチラッと見えた。
伊予西条駅から10分、次の停車駅、壬生川(にゅうがわ)駅に到着。
先行の普通電車はここで20分間停車中。追い着いた。
単行の松山行き普通電車に乗り換える。
車窓からは菜の花や満開の桜。春爛漫だな。
伊予桜井という駅に停車。木造駅舎。
女子高生に混じってお遍路さんが見えた。
今治駅に到着。しまなみ海道の最寄り駅。
オトーサンも自転車で尾道まで走ったことがある。ざんぎが旨かった。
停車時間が15分ほどあるので、荷物を放って改札を出てみる。
バリィさんがいた。ティアラが来島海峡大橋だった。
天気が悪くなってきた。日差しがなくなった。
山側の席に座ったこともあって、風景がつまらない。
これから瀬戸内クルージングなのに…気持ちが萎える。
14時4分、松山駅の1つ手前、三津浜駅に到着。(つづく)
18きっぷでうどんを食いに行く~その11 鉄道歴史パークin西条
伊予西条駅からすぐに松山行きの電車があるのだけれど、あえて乗り継がない。
ここでちょっと行きたい所があった。
予讃線の普通列車は概ね1時間に1本。
後の行程を考えると、ここで1本落とすことは出来ない。
少しだけ特急を使って、伊予西条駅で30分を確保することにした。
捻出した30分で鉄道歴史パークin西条を見学。
鉄道歴史パークin西条とは、伊予西条駅に隣接するミニ鉄道博物館だ。
入館料300円を払って入館。
ウッディな館内。オレンジ色の機関車と0系新幹線が展示されていた。
オレンジ色の機関車はDF50型というディーゼル。
オトーサンが小さい頃、一度だけ筑豊線で見たことがある。
0系新幹線は頭の部分だけ。身も少し付いていた。
跨線橋で予讃線を渡って南館へ行ってみる。
南館前広場にフリーゲージトレインがあった。
確か2代目の試作車だったと思う。これ上手くいってるんだろうか。
かつての新八代駅みたいに、同じホームで乗り換えた方が早いと思う。
軌間変換の方が時間がかかりそう。・・・余計なお世話だな。
南館にはC57とキハ65、DE10が展示されていた。
急行カラーのキハは懐かしかったけど、ピカピカで綺麗過ぎ。
ディーゼル車はもっと煤けて汚れていたし、その方がカッコ良かった。
見学終了。跨線橋を渡って駅に戻る。
駅前の広場に「打ち抜き」という井戸があった。
この辺りは地下水が豊かで、穴を掘ったら石鎚山系の伏流水が自噴する。
腹が減ったので、駅前のパン屋でカレーパンを1個購入。
ホームのベンチで食った。
何ということもない、普通のカレーパンだった。(つづく)