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九州満喫きっぷで行く鹿児島旅行~その22 最後は焼き鳥で〆る

人吉駅を出たキハ31は、
しばらく田園地帯を走ってから球磨川の畔に出た。

球磨川に沿って軽やかに下って行く。

かぶり付き 
 
小さな無人駅に、こまめに停車。
周囲に人家など見当たらないような所にある駅でも、
ぽつりぽつりと乗客が降りて行く。

右側車窓

線路は基本的に球磨川の左岸を走っている。
オトーサンの座っている左側座席からは、基本的に川面は見えない。

空いてきた車内 
 
車内もだいぶ空いてきたので、車両の最後尾に移動。
球磨川の川面と、後方に流れていく枕木を眺める。

後方展望

線路は球磨川の右岸に移った。
撤去途中の荒瀬ダムが見える。

川幅がやや広くなった。

荒瀬ダム(撤去中) 
DAN

「段」という駅に停車。ローマ字表記はDAN。
ダン池田とニューブリード、夜のヒットスタジオ、芳村真理
・・・と連想的に思い出した。

夜のヒットスタジオって、今考えると贅沢な番組だったな。
生オーケストラ、生歌で、毎週「紅白歌合戦」をやってるようなものだった。

キハ31初号機

オレンジ鉄道線と合流して八代駅に到着。
4分の連絡で熊本行き普通列車に乗り換え。

熊本行きの普通は、往きと同じ2両編成のロングシート車だった。

熊本駅前

熊本駅で少し時間があったので、改札を出て駅前広場に行ってみた。

熊本駅で降りるのは久しぶりだ。
しばらく来ないうちに近代的な駅前になっていた。

くまモン陣太鼓

駅構内に戻ってキヨスクなんかで時間を潰す。
くまモンだらけ。

福間行き普通電車に乗車。
またロングシートだった。

夕日を見ながら田原坂を通過。
西郷さんの銅像を思い出した。

通勤車

大牟田駅でJRから西鉄電車に乗り換え。

JRに博多まで乗り続けるより、
大牟田で西鉄特急に乗り換えた方が早く帰宅できる。
西鉄特急は快適、九州満喫きっぷを持っているなら、西鉄特急に乗るべきだ。

今回は別の理由で西鉄に乗り換え。
17時52分発の福岡天神行き西鉄特急は普通車だった。

特急車じゃないから車内は当然ロングシート。
3本連続ロングシート・・・。

こっちに乗りたかった

待ち合わせの時間があるので、仕方なくロングシート特急に乗車。
 
終点、福岡天神の1つ手前、薬院駅で降車。
薬院駅の北口で、やあやあとKちゃんと合流。

名物とり皮 

とり皮が名物の焼き鳥屋へ向かった。(おわり)


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九州満喫きっぷで行く鹿児島旅行~その21 青井阿蘇神社

人吉駅  

人吉駅で1時間の乗り継ぎ時間がある。
駅を出て青井阿蘇神社へ行ってみる。

人吉駅前 

駅から5分も歩くと、青井阿蘇神社に到着。

青井阿蘇神社は秋のお祭り中だった。

お祭り中 

小学生から中学生くらいの子供がいっぱい。
この近辺の、全ての小中学生が集結しているんじゃないか、
・・・と思えるくらい子供達でいっぱい。

みんな笑顔で楽しそう。
神社のお祭りが秋の一大イベントなんて、素敵だなあ。

賑やかで良いけれど、ゆっくり見学、撮影できない。

カッコイイ楼門 

青井阿蘇神社の祭神は健磐龍命(たけいわたつのみこと)。
楼門など5棟が国宝に指定されている。

カッコイイ拝殿 

参道や境内には出店がいっぱい。
人が多くて真っ直ぐ歩けない。

出店いっぱい 

青井阿蘇神社の隣、人吉温泉物産館に入ってみる。
おみやげお菓子とか、地元農産物などには目もくれず、焼酎コーナーへ直行。

人吉と言えば球磨焼酎。
オトーサンが普段呑んでいる芋焼酎なんかより、お値段はかなり高めだった。
高級焼酎だな。
 
おみやげ用に小瓶を1本購入。

せっかく列車で来ているのだから、ちょっと試飲してみたかったけど、
だれもお酌してくれなかった。

宝来豚饅 

物産館の前で「宝来豚饅」という豚まんを売っていた。
1個購入、駅まで戻る。

待合室はいっぱいで座る所がなかった。 
改札を通してもらって、ホームのベンチで宝来豚饅を食う。

ミニ人吉城 

オトーサンの乗るべき八代行きのディーゼルが入って来た。
単行のキハ31型。

ドアが開いたらすぐに乗車。
進行方向左側の席に座ったけれど、正解は右側のようだった。
 
出発間際、お祭り帰りと思われる人たちが、大勢乗り込んできて、
単行のキハは満員になった。

八代に向けて出発。(つづく)

九州満喫きっぷで行く鹿児島旅行~その20 矢岳越え

肥薩線、吉松~人吉間は峠越え区間。
吉松駅を出た列車はエンジンを唸らせて坂道を登る。
 
スイッチバックの真幸(まさき)駅に停車。
しんぺい号は5分間停車、見学時間を確保してある。

行き止まり

ホームの上には、駅名にちなんだ「幸せの鐘」が設置されている。
恥ずかしいので「幸せの鐘」は鳴らさない。

真幸駅 
 
真幸駅の周辺には、ほぼ人家はなく、通る列車は1日5往復しかない。
この駅を利用する地元の人はいるのだろうか。

木造駅舎

発車時間になった。
バックで発車、数百メートルバックして再び前進、ジグザグに高度を稼ぐ。

真幸駅を見下ろす

真幸駅を出て5分くらい走ると、CAさんの案内があって、しんぺい号は減速。
この辺りが日本三大車窓の1つだそう。

微妙な絶景

絶景ポイントでサービス停車。
残念ながら雲が多い。

京町温泉の町並みの向こうに、霧島の山々がなんとなく見えた。
桜島もダメだったが、霧島連峰もダメだった。

説明板

三大車窓の残りの2つは、北海道の狩勝線の旧狩勝峠、長野県篠ノ井線の姥捨駅付近。

矢岳第一トンネルで県境サミットを越え、矢岳駅に到着。

矢岳駅

矢岳駅は標高537メートル、肥薩線で最も高い駅。
しんぺい号は矢岳駅でも5分間停車。

537メートル

駅前にSLの展示館がある。
停車時間を利用して見学に行く。
 
今も「SL人吉号」として活躍しているハチロク型機関車は、
元はここに保存されていたヤツだ。

今はD51が1台、保存展示されている。

SL展示館

展示館の中で、地元のおじちゃんとおばちゃんが、何やら物販していた。
何か食い物はないかと覗いて見たけど、おにぎりなんかの類はなかった。

皮を剥いてパック詰めされた梨があったので1つ購入。

爪楊枝2本付き 
 
出発時刻になった。CAさんが乗客に乗車を促している。
警笛を一発鳴らしてやったらいいのに、と思った。

遅れて来たおばちゃん3人組を乗せてすぐに出発。
こんな時遅れて来るのは、たいがいおばちゃんグループだな。

矢岳駅を出ると下り坂。

パック梨を食べながら車窓を眺める。
あんまり腹の足しにはならなかったが、甘くて美味しかった。

大畑駅を見下ろす 
 
大畑(おこば)駅に停車。
ループの途中のスイッチバック駅で、バックでホームに入線。

自分がどっちを向いているのか分らなくなる。

きじ車  

大畑駅でも5分間停車。
ホームにきじ車が置かれてある。

面倒になって駅舎までは行かなかった。

木造駅舎 
 
大畑駅を出ると、しんぺい号はスピードアップ。

CAさんともお別れ 

スルスルと坂を下り、球磨川を渡って、終点の人吉駅に到着した。(つづく)

九州満喫きっぷで行く鹿児島旅行~その19 吉松へ

明治36年! 

嘉例川駅ホームの木造ベンチに座って列車を待つ。

やって来た 

踏み切りが鳴って、単行のディーゼルがやって来た。
 
ホームにいた小さな女の子、
単行のディーゼルを見て、「バスみたい!」とびっくりしていた。

都会の子なのかな。
電車が1両で走ってるなんて、たぶん初めて見たのだろう。

キハ40 

オトーサン1人だけ乗車。

ガラガラ 

車内はガラガラ。ボックスを確保して、少し暑いので窓を開ける。
窓は少ししか開かないように改造されていた。

昔のようにフルオープンとはいかなくても、
せめて半分くらいは開くようにして欲しい。

霧島温泉駅の案山子 

霧島温泉駅に停車。

ホームの反対側に、案山子がたくさん飾ってある。
どうも全体的に元気がない。

牧園町消防団の案山子は、どう見ても完全に逝っている。

逝ってる 

沿線は稲刈りのシーズン。
農家のおじちゃん、おばちゃん達が、黄色い田んぼで作業しているのが見える。

お昼には、塩おにぎりと沢庵、梅干と昆布の佃煮なんかが提供されるはずだ。
みんなで畦の上に座って、お茶を飲みながら塩おにぎりを食べるはずだ。

大隅横川駅 

大隅横川駅に停車。
ここも古い木造駅舎、オトーサン的には嘉例川駅より好きかも。

一般的には嘉例川駅の方が知れている。
確かに、大隅横川より嘉例川の方が字面も響きも良い。

栗野駅 

栗野駅で、折り返して来た「はやとの風」と交換。

吉松駅 

吉都線との分岐駅、吉松駅に到着。
嘉例川からたった5駅だけど、50分近くかかっている。

吉松駅で、人吉行き「しんぺい号」に乗り換え。
7分の連絡。

C55 

ちょっとだけ駅前に出てみた。
駅前広場の隅にSLが保存されていた。
 
もう昼時、ホーム上の売店で駅弁を買おうとしたが、もう売り切れていた。
空腹のまま「しんぺい号」に乗り込む。

駅弁売り切れ・・ 

肥薩線開通当時の鉄道員総裁が「しんぺい」さんだったから、
しんぺい号なんだそう。

普通列車だけど、車内は「はやとの風」と同じようにウッディな造り。

CAさんが乗車 

ほとんどの座席は指定席で、自由席はほんの少ししかない。
指定席券を持たないので、仕方なくバーカウンターのような自由席に座った。

バーカウンター席は、座面が木の板でおしりが痛かった。

そこそこの乗客を乗せて発車。
しんぺい号にもCAさんが乗車していた。(つづく)

九州満喫きっぷで行く鹿児島旅行~その18 嘉例川駅

隼人駅から肥薩線の特急「はやとの風」に、嘉例川駅まで乗車。
九州満喫きっぷでは特急に乗れないので、窓口で乗車券と特急券を買う。

改札口 

後発の普通列車もあったけど、
普通列車では嘉例川駅の見学時間が30秒しかない。

特急で先行して、普通列車が追いつくまでの30分を、
嘉例川駅の見学時間に充てることにした。

改札を通りホームのベンチで列車を待つ。
隣に座ったばあちゃんから、国分行きは何時に来るの?と尋ねられた。
 
20分ほど待っていたら来ると、教えてあげた。
小さな、かわいらしいばあちゃんだった。

列車を待つ 

国分行きのばあちゃんの他にも、
鹿児島に来てから、いろんな人に声を掛けられた。

みんな親切で人懐っこい。
オトーサンみたく怪しげな旅行者にも、フツーに話しかけてくる。

そういえば沖縄でも同じような体験をした。
暖かい気候が人をホンワカさせるのだろうか。
そういえば、鹿児島人にも沖縄っぽい、濃い顔の人が一定数いる。

はやとの風に乗車。

真っ黒 

はやとの風は真っ黒い2両編成のディーゼル。
普通列車を改造して観光特急に仕立てている。
黒い塗装は、黒豚とか黒霧島なんかをイメージしているんだと、勝手に思った。

後日調べてみたら、霧島酒造は宮崎の会社だった。
今までずっと鹿児島の焼酎だと思って飲んでいた。
また1つ賢くなった・・・良かった。

木造車内 

内装は木材を多用、JR九州お得意のデザインだ。
これも三戸岡デザインなのかな。
 
きれいなCAさんが客室を回って、乗客の記念写真を撮ってあげたりしている。
オトーサンにも一応、声をかけてくれた。

天気が・・ 

肥薩線はどんどん山の中へ入って行く。
隼人から15分くらい登って嘉例川駅に到着。

嘉例川駅は100年以上前に建てられた木造駅舎、今も現役で使われている。
近年いろいろなメディアで紹介され、今はちょっとした観光地だ。

嘉例川 

観光特急はやとの風は嘉例川駅に7分間停車する。
乗客はみんな列車を降りて、駅舎の写真を撮ったりしている。

こにたん 

やがて、はやとの風が発車。

行っちゃった

オトーサンは1人でゆっくり嘉例川駅を見学しよう。と、思っていたけれど、
車で来る観光客も結構いて、完全貸し切りとはいかなかった。

改札口 
機械 
駅名板 
駅前の酒屋

駅前の集落を少し歩いてみた。民家が数軒と郵便局と酒屋。
酒屋ではプレミア焼酎「魔王」が売られていた。(つづく) 

プロフィール

オトーサン

Author:オトーサン
昭和生まれのおじさん、九州地方の北の方生まれ
訳あって現在、北陸地方のとある町に出稼ぎ中

おはぎは絶対つぶ餡派です!
ラーメンよりうどんが好きです!

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