弾丸日帰り神戸~その7 弾丸はやっぱり疲れた
三宮神社前からトアロードを北へ上る。
トアロード沿いにドンクの本店があった。ちょっと入店。
帰りのフェリーで食べようと、丸いフランスパンを1個購入。
店員さんにお願いしてスライスしてもらった。
他にも美味しそうなパンがいっぱいあったけど、持ち帰るのが面倒なので辛抱する。
九州にもドンクはある。
センター街からセンタープラザの地下街へ。
センタープラザの地下街は、食料品店や飲食店なんかが並んでいる。
すじ玉丼とか焼豚玉子飯とか、旨そうなB級グルメ店が多い。
次に神戸に来たら、ここを攻めよう。
地上に出てセンター街を三宮駅方面へ。
この辺りにダイエー男館・女館なんかがあったけど、跡形もなく無くなっていた。
阪神電車に乗る前に、今夜のごはんを買うことにした。
昨夜は散財したので、今夜は締めよう。
ミントというデパート?の地下に行ってみる。
人が多くてゴチャゴチャしている。苦手だ。
牛肉とごぼうの弁当を購入。
パンに乗っけるチーズなんかを物色したが、手頃なのがなかった。
阪神電車に魚崎まで乗車。
六甲ライナーをアイランド北口駅で降りて、矢印に従って連絡バス乗り場へ。
バス乗り場の周囲は高層のマンションが立ち並んでいる。
人影は疎ら。なんか寂しい所だ。
10分以上待って不安になった頃、連絡バスがやって来た。
さんふらわあのターミナルに寄ってから、阪九フェリーのターミナルへ到着。
コインロッカーの荷物を回収。
エスカレーターを上って、往きと同じ「フェリーせっつ」に乗船。
雑魚寝スペースを確保、荷物を放置して屋上デッキへ上る。
まだ18時半なのに、空はどんよりとして暗い。
沖縄行きのマルエーフェリーが停泊している。
那覇新港まで2晩かかるそうだ。乗ってみたいな。
静かに出港・・・サヨナラ神戸。
牛ごぼう弁当を食って、風呂に入って、ちょっと眠って、瀬戸大橋を見て、
夜中の船内探索をして、新門司港に帰着。
0泊3日はやっぱりちょっと疲れた。(おわり)
弾丸日帰り神戸~その6 三宮神社
もう一度、カーレーターに乗る気にならず、
ロープウェー山上駅まで遊歩道を歩いて下る。
ロープウェーに乗って地上へ戻る。
ロープウェーの窓から、義経はここを馬で下ったのだな・・・
などと考えながら風景を眺める。
敦盛塚へ行ってみる。
ロープウェーの地上駅から敦盛塚へ、案内板に従って駐車場の中を進む。
本当にこのルートで良いのかと、不安になりながら進む。
蕎麦屋の隣に敦盛塚があった。
人間五十年、天下のうちをくらぶれば・・・の、あの敦盛である。
清盛の甥っ子、17歳の美少年、笛の名手であったそうだ。
一ノ谷の合戦で、源氏方の武将、熊谷直実に首を取られた。
大きな五輪塔。
ここにあるのは敦盛の胴体で、首塚は須磨寺にあるそうだ。
敦盛の供養塔は、金戒光明寺にもあったな。合掌。
帰りは駐車場は通らず、国道2号線を歩いて須磨浦公園駅まで戻った。
そろそろ三宮へ帰ろうか。
ホームで電車を待っていると、姫路から阪神線へ直通する特急が通過。
軍師官兵衛仕様だった。去年、神戸に来た時は清盛仕様だったな。
阪神電車は大河ドラマが大好きなようだ。
山陽須磨駅で降りて、再びJR線に乗り換えた。
よく考えたら、そのまま山陽電車に乗っていれば、三宮まで行けたのだった。
必要のない乗り換えをしてしまった。
どうも須磨海水浴場の水着ギャルのせいかも知れない。
女性の車掌さんが乗っていて、案内放送の声が萌え系で、非常に甘ったるかった。
元町駅で下車。20数年ぶりに中華街南京町へ行ってみる。
今日は平日だけど、夏休みのせいか人でいっぱい。
この暑さの中で豚まんなんかを食う気も起きず、雰囲気だけを味わう。
中華街を出て大丸の前へ。
オトーサンの目の前を、ネイビーブルーのフェラーリが颯爽と通り過ぎて行った。
きれいな恰好をした、如何にもお金持ちそうなご婦人方が歩いている。
場違いで、どうも落ち着かない。
三宮神社を見学。宗像三姉妹の1人、湍津姫命(タギツヒメノミコト)を奉っている。
この神社があったから「三宮」だ。
三宮神社横を南北に貫く通りが、トアロードと呼ばれる通りで、
旧外国人居留地と北野異人館街を結んでいる。
三宮神社の境内に、神戸事件の説明板があった。
岡山藩の隊列が、三宮神社の前を通りかかったとき、
フランス人の水兵が隊列を横切ろうとした。
岡山藩藩士、滝善三郎がこれを斬りつけたことから国際問題に発展。
善三郎が全ての責を負って切腹することで、事件は収拾することとなったそうだ。
フランス人水兵は軽傷。釣り合わない解決方法だった。(つづく)
弾丸日帰り神戸~その5 須磨浦公園
JR新長田駅から山陽線で移動。須磨駅で降りて山陽電鉄に乗り換え。
JR須磨駅はセンセーショナルな駅だった。
改札口の前を水着ギャルが普通に歩いている。目のやり場に困る。
駅のすぐ前が須磨の海水浴場で、駅舎を出たらそのまま砂浜。
構内がじゃりじゃりしている。
須磨と言えば、ビーチボーイズの「思い出のスマハマ」という曲を思い出す。
目の前の須磨ビーチは、ちょっと曲のイメージとは合わない。
国道2号線を横断して、山陽電鉄、山陽須磨駅に移動。
阪神から乗り入れて来た電車に乗って1駅、須磨浦公園駅で下車。
源平合戦、一ノ谷古戦場がこの辺り。一度来てみたかった。
須磨浦公園駅のホームの真上にロープウェーの駅があって、
このロープウェーに乗れば、鉢伏山(はちぶせやま)の頂上に行ける。
風が強いので心配していたが、ロープウェーは運行していた。
須磨浦ロープウェーに乗る。
すっきりしない天気が非常に残念だ。夏空と、遠くに入道雲なんかを期待していたのだが・・・。
展望自体は素晴らしい。
3分で鉢伏山上駅に到着。
山上駅があるのは鉢伏山の9合目くらい。
残りの1合はカーレーターという、ヘンテコリンな乗り物で移動する。
循環式ベルトコンベアの上に、2人乗りのバケット様なものが載っかっている。
遊園地の遊具みたいだ。
カーレーターに乗る。
みかん山のみかんになったような気分。すごい振動。首が悪くなりそうだ。
妊婦は乗ってはいけない、と注意書があった。
鉢伏山山頂に到着。須磨浦展望閣という円い建物があった。
展望閣の中には、回転レストランとゲームセンター。屋上の展望台は強風で閉鎖中。
回転レストランの窓ガラスは汚れていて、展望は宜しくない。
インド人っぽい人達が、ゲームセンターでゲームに興じていた。(つづく)
弾丸日帰り神戸~その4 鉄人とお好み焼き
神戸海洋博物館を出て、なんとなくポートタワー方面へ歩く。
「かもめりあ」という旅客ターミナルがあった。
神戸港の観光クルーズ船がここから出ているらしい。
かもめりあの中はクーラーが効いて非常に涼しい。ちょっと休憩する。
内部には空きスペースが多い。作ったはいいが、使い切れていない施設のようだった。
元町の地下鉄駅に戻る。
かもめりあの背後に「ノートルダム神戸」という白い建物があった。
今風の新しいカトリック教会。ではなくて、結婚式場だった。
しかし、「ノートルダム神戸」って・・・・・・以下自粛。
みなと元町駅から地下鉄に乗って、終点の新長田で下車。地上に出て少し歩く。
この辺りは震災でひどい被害を受けた所だ。多くの方々が亡くなっている。合掌。
駅前には高層の新しい建物しか見当たらない。震災前はどんな町だったのだろう。
ピカピカの新しい町並みが悲しかった。
商店街を抜けて広場に出る。巨大な鉄人がいた。
震災復興のシンボルとして、巨大な鉄人がここに出現したそうだ。
「鉄人28号」の作者が新長田の出身なんだそう。
巨大な鉄人はすごくカッコいい。力強いポーズで町を見守っている。
鉄人の又の下で、鉄人と同じポーズを取る子供達がかわいい。
カメラの設定がおかしくて、変な写真になった。バックに青空が欲しかった。
新長田は神戸粉もんの聖地だそうだ。
ちょうど昼時だし、粉もんの聖地で粉もんを食うことにする。
お好み道場。ここはベーシックな豚玉を注文。
生ビールがあったので、これも仕方なく?注文。
冷たいビールを飲みながら豚玉を待つ。しばらくすると豚玉が運ばれて来た。
テーブルの鉄板で作るのではなくて、出来たヤツを持ってくるパターンだった。
熱々を頂く。ソースがスパイシーで辛め。ビールに良く合う。
特別に旨くはないが、普通に旨い。お好み焼きなんて、それでいいと思う。
ビールのお代わりを必死に我慢した。ごちそう様でした。(つづく)
んー、写真が全然おいしそうじゃない!
弾丸日帰り神戸~その3 神戸海洋博物館とカワサキワールド
定刻に神戸六甲アイランドに入港。
ポートアイランドの方が便利なのに、どうしてこっちになったのだろう。
隣の岸壁には、大分から来た「さんふらわあ・ぱーる」がいた。
接岸作業を手伝っているのは、白いゴム長を履いた、どう見ても厨房のスタッフだ。
阪九フェリーも色々と頑張っているのだな。
1番に下船。要らない荷物をコインロッカーに突っ込む。
連絡バスに乗ってアイランド北口駅まで移動。
アイランド北口から六甲ライナーに乗って魚崎まで。
魚崎から三宮までは阪神電車で移動。
三宮のマック(神戸ではマックなのか、マクドなのか?)で朝メシを食った後、
ポートライナーに乗ってポートアイランドへ。
ポートアイランド某所でチャチャっと用件を済ませた。
まだ午前中。帰りのフェリーが出る18時半まで自由時間。
さて、どこに行こう。
とりあえず、ポートライナーに乗って三宮まで戻る。
三宮駅前からフラワーロードを南下。蒸し暑い。汗が吹き出る。
市役所の24階ロビーが、無料展望台として解放されているらしい。
神戸市役所に行ってみる。
エレベーターで一気に24階へ。
ほど良い高さで、ほぼ360度の展望。色付きガラスなのが残念。
南側はポートアイランドと、遠くに泉州の山々。
北側には三ノ宮駅と生田の杜、六甲山が見える。
アジア系外国人団体旅行者がやって来た。逃げるように地上へ降りる。
新しい地下鉄に乗って元町まで移動。ポートタワーホテルの真下を通る。
ポートタワーホテルには20数年前に1度、泊まったことがあるな。
ポートタワーホテル下の広場に、「イルカに乗った少女」のブロンズ像があった。
細かい所まで作り込まれていて、立ち止まって見入ってしまった。
汗びっちょりでメリケンパークに着いた。
超伝導船「ヤマト」が屋外展示されていた。ヤマトのフォントが宇宙戦艦だ。
神戸海洋博物館に避暑を兼ねて入館。
「神戸港の歴史」的な展示と、大量の船の模型など。
海洋博物館に併設して「カワサキワールド」という、川崎重工の企業博物館があった。
カワサキワールドの方が断然面白かった。
航空機、船舶、鉄道車両など、川重の作品が展示されている。
バイクコーナーには、懐かしいバイクがいっぱい展示されていた。
カワサキワールドは撮影自由。写真を撮りまくる。(つづく)